『ジャパッシュ』 望月三起也 ぶんか社コミック文庫

何年か毎日通った本屋に久しぶりに行って、なじんだ棚をまわっていたらあった。半年前に出た本だけど、保留にしていつか買うつもりだったが、いいタイミングだったのでゲット。初版の返本返し品。
初出は載ってないが、週刊少年ジャンプの1971年ぐらいだったかな。リアルタイムで連載を読んでます。
過去の単行本は1972年に出た2冊のと、1999年に出た1冊のを持ってます。
1999年に出たやつは、帯でオウムに絡めたあおりがあったような気がする。オウムを予言してるとか何とか。どこに埋めたか忘れたので確認できないけど。
で、いま見るとこれがいまの状況にこれまた当てはまるんだわな。小泉のようなイメージ戦略にマスコミも国民も熱狂していくという。いまの日本にこういうやつ出てきたらいっぺんにやられちゃうんじゃないの?
ラストのホールドオープンしてるP38がすごくいいよね。この当時、まだモデルガンを持ってなくて、あこがれたなぁ。いまグリップを見るとコマーシャルモデルなんだけど、数年後に金属モデルガンを買うとき、ミリタリーモデルを買っちゃったなぁ。さらにその数年後買ったプラのP38は、コマーシャルモデルだったが。僕のP38体験で一番イメージが強烈だったのは、「ルパン三世」じゃなくて「ジャパッシュ」のラストだったような気がするなぁ。
あと、日向光がベレッタM84使うシーンがあって、当時そんなとこまで見てなかったし知らなかったけど、1999年の単行本で見てびっくりしたなぁ。1982年にマルシンから出たプラのモデルガンをいまもちゃんと持ってますよ。
こう見ると、持ってないのは石狩のエンフィールドか。何となく縁がなくて買ってない。
今回、あらためて買ったのは、ぶんか社コミック文庫の編集方針がよいので、これも期待できるだろうってことで。初出情報はなかったけど、ほとんどノーカットかな?扉らしいページも所々にあるし。1999年のがどうだったか思い出せないけど、昔の単行本でばっさりカットされてたとおぼしき部分も収録されてるし。基本的によいです。
で、望月三起也先生のあとがきがついていて、「ジャパッシュ」という言葉が「ジャパン」と、フランス語で不良を意味する「アパッシュ」を組み合わせた造語であることを初めて知りましたよ。そういう意味だったのか。
で、最初の思いを外れて悪の出世物語になってしまったので連載を中止したと。道理で唐突な終わり方をしてるはずだわ。いま見るとちょっと「デスノート」に通じるとこがあるよね。
というわけで、こんなにも時代の先を読んだ作品だったのかと、改めて感心しながら読了しました。

ジャパッシュ (ぶんか社コミック文庫)

ジャパッシュ (ぶんか社コミック文庫)