a_sue’s diary

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『マリア様がみてる 私の巣(マイネスト)』 今野緒雪 集英社コバルト文庫

買ったのはここ
マリみて」の短編としてコバルトに載せたのが第1話で、残りは書き下ろし。のりしろもなし。
薔薇さまと関係ないとこで起きてる大家族のお話。といいながら、薔薇さまに関わる話がちょこちょこと出てきて、この1冊で1年以上の時間が過ぎてて、なかなか楽しい。
それにしても複雑な大家族で、「サマーウォーズ」みたい。と言いたいとこだけど、こっちは基本同居なのでもっとめんどくさそう。
あと、特徴的なのは「私」の一人称なとこ。「マリみて」本篇は、福沢祐巳の一人称っぽいけど、実は「私」が語ってるのではないという微妙な構造になってるのよね。今回はきっちり一人称。
この巻に登場してるメインキャラが、他の作品に出てればもっとわくわくしたかも知れないが、そこだけ残念。って、そんなの関係なく、面白かったし、特に筒井環はいい味出してるわ〜。逆に朝倉(もも)はできすぎててちょっと、ってとこがある。とか何とか、みんな含めて面白かった。

マリア様がみてる―私の巣(マイネスト) (コバルト文庫)

マリア様がみてる―私の巣(マイネスト) (コバルト文庫)