買ったのはここ
割り込みは入ったが、まあ順当に読んだ。
下巻はつらいねぇ。滅亡に向かってなだれ落ちていく描写がつらくて。朝の通勤電車で読んでいて絶望的な気分になる。
自分自身が人生の、会社員としての人生の終わりに近づいてるってのもあるけど、なんかどうでもいいって気分になってくる。
政治的な駆け引きと、パニック映画的なカタストロフ。
この作品に出てくる政治家って、ほんとに政治家だよなぁ。現時点のリアルな政治家っていったい何なのか。
オリジナルは福岡から出たことのない高1の時読んだのだけど、今読むと地理的な描写がリアルにわかっていろいろつらいわ。
巻末には堀晃の解説。
この文庫は2006年に出てるので、阪神淡路大震災のことに触れてあるのだけど、3.11には当然ながら触れてない。3.11を経験した今読むと、津波でやられるとこがきつい。
なんか、読んでてきついわ。高1で地学の授業の話題から読んだあの頃と比べて。
- 作者: 小松左京
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2005/12/06
- メディア: 文庫
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