初出情報が載ってないのでいつ頃書かれてのだろうかと調べてみたら、『プチフラワー』に1992年から2001年まで連載されたそうで。
タイトルは知ってたが、冒頭部分しか見る機会がなくて内容について全く知らなかった or どういう作品か聞いたことがあったかもしれないが覚えてなかった。
読み始めてみると、これはもう一人のエーリク・フリューリンクの物語なのか?
ボストンで母ひとり子ひとりで暮らしていた少年ジェルミ。親子の前に現れた英国紳士が母にプロポーズして、弱い母は揺れ動く。しかし、紳士の目的は違ってた。
って感じで始まるのだけど、ジェルミと母の関係にエーリクと母がだぶる。母を亡くしたエーリクは可哀相だったが、ジェルミはもっとがんじがらめな状況で苦しむことになる。
読んでてその逃れられないつらさに共感してしまって、つらい。
現在3巻まで無料お試しなので、とりあえずそこまでは読もう。
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