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『光速エスパー (1) Kindle版』 松本零士 eBookJapan Plus

長いこと懸案として保留にしてあったんだけど、ツイッターのTLで久しぶりに見かけたりして、そういえばいつか読もうと思ってたんだったと思い出してポチッと。
明示的な初出情報はないけど、6話収録で巻末に作者のことばがあり、底本は1983年に出た朝日ソノラマ版。買ってても良さそうな時期だけど、買ってないな。
あさのりじ作品として月刊誌『少年』が休刊になって、キャラクター、ストーリーを含むすべての設定を新しいものに変更していいという条件で『少年ブック』から依頼が来たと。
で、第4話の最後のコマに「1968.7」と書いてある。68年3月号で『少年』が休刊して、『少年ブック』の4月号から連載したものが順番に収録されてるとすればちょうど合ってる。
当時、貸本で月刊誌のほとんどを読んでたはずだし、横山光輝の「グランプリ野郎」は『少年ブック』に移動して最初からやり直したのを読んでるから、これも読んでるはずなんだけどイマイチディテールを覚えてなかった。
この先でもっと違う設定の話が描かれてるはずなんだけど、それは続刊に収録かな。
「スーパー99」のちょっと後ぐらいなのでメカの線は同じだし、主人公の造形も近い。
宇宙からの敵がなかなか強力で、いろんな話があって面白いな。あの映画そのまんまのようなミクロ化する話もあったりして。
この頃の松本零士のメカはやっぱいいなぁ。

光速エスパー (1)

光速エスパー (1)

でもやっぱり、「光速エスパー」というとまずこっちを思い出してしまうリアルタイム世代であった。
光速エスパー 【あさのりじ版】 (マンガショップシリーズ (29))

光速エスパー 【あさのりじ版】 (マンガショップシリーズ (29))

松本零士の作者のことばの中で

フルフェイスがあさの氏のエスパーで、ジェットヘルスタイルが私のエスパーである。

と書いてあって、フルフェイスというのともちょっと違うけどなーと思うが。
そういえば、『少年ブック』68年3月号に載った松本零士光速エスパーの予告ではあさのりじ版の強化服をそのまま描いてあったんだったと思いだした。