光速や万有引力定数、プランク定数、電子の持つ電荷などについて、いろんな観測からだんだん精度が上がっていくはなしとか、高校の物理とかを思い出しながら興味深く読んだ。
有効数字というか、1億分の1の精度とかそういう話でこの量とこの量からこの数字が出る話とか。
高校時代がすでに50年近く前で、この本の中でこんな発見があったと書かれてる年代がもう社会人になってからだったりするので、多分高校物理で習った時点といろいろ違ってるんだよね。
2018年に定義が修正されたとか、知らなかったし。
しかし、ホーガンの「ガニメデの優しい巨人」のなかで、重力は原子が崩壊することによって発生しているが、人類の観測手段では捉えられないくらい微小な量だからわからないのだという話があって、それってこの本の議論の先にありそうなことだよね。
読み終えて他人に説明できるほど頭に残ってないけど、面白かった。