a_sue’s diary

a_sue の日記 はてなブログ版

『ヤマケイ文庫 大地の五億年 せめぎあう土と生き物たち Kindle版』 藤井一至 山と溪谷社

買ったのはここ。
a-sue.hatenablog.com
砂と岩の間のどこに土は入るの?という疑問がずっとあって、それに答えてくれそうな本だったので読んだらまあ面白いったらありゃしない。

はじまりはキノコ。からのシダ類から植物。
それが腐葉土となり腐植となり、土が生まれる。
その先は有機物だったりミミズだったり植物だったり。
窒素を固定するとかそれで酸性化するとか、元素の収支がいろんなところに影響して、地理的な条件で土は全くちがう物になっているとか、赤毛のアンプリンスエドワード島の赤い土の話も出てくるけど、それって赤土じゃないの?と思ってたんだけどそういう単純なものじゃないらしい。
農産物と土の関係も、水田の土と畑の土ではちがうのだとか、初めて知ることばかり。
土の匂いって、多分あんな感じというイメージはあるけど細菌が発生するゲオスミンだったりとか、ちゃんと特定されてるのは初めて知った。
土から得られる植物・穀物などで他国に版図を広げようとしたり、人類の歴史は実は土に大きく影響されていて、それが近年ないがしろにされているとか。
僕は毎朝納豆でお米のごはんを食べてますよ。
面白かった。