a_sue’s diary

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『モザイク事件帳』 小林泰三 創元クライム・クラブ 東京創元社

買ったのはここ
初出情報

大きな森の小さな密室 ミステリーズ! vol.3,4 2003年12月、04年3月
氷  橋 ミステリーズ! vol.13 2005年10月
自らの伝言 ミステリーズ! vol.15 2006年2月
更新世の殺人 ミステリーズ! vol.17 2006年6月
正直者の逆説 ミステリーズ! vol.19,21 2006年10月、07年2月
遺体の代弁者 ミステリーズ! vol.23 2007年6月
路上に放置されたパン屑の研究 書き下ろし

ネタバレというのはいろんなレベルが存在して、「この小説はミステリーです」と言うことすら、知らずに読んだ場合と知って読んだ場合で驚きが変わってくることがある。「それってネタバレだよね」と言われて初めてその意味に気づく、メタネタバレな指摘とか。事前情報ほとんどなしで見た映画「T2」で、警官が敵だとわかったときの驚きといったら。それ以来知らずに読む・見るということに対してちょっと敏感な私である。
で、小林泰三はホラー作家のつもりで読み始めたら、いきなりハードSFな描写・論理を展開してくれていっぺんにはまってしまった。その後、全作品を追っかける中でミステリーも守備範囲なのだと知った。
この本の場合、帯にミステリーと書いてあるので当然ミステリーなのだが、内容に触れるとなにがネタバレになるかわからない。なので、怖くてなにも書けない。まあしかし、通勤時にぽつぽつ読んでたのだけど途中から止まらなくなって一気に最後まで読んじゃいましたよ。期待以上のおもしろさだった。
こうやってぐだぐだと書いていることで、メタメタネタバレしていたらどうしよう・・・

モザイク事件帳 (創元クライム・クラブ)

モザイク事件帳 (創元クライム・クラブ)