子供から、松岡が出るテニスネタという話を聞いたのでとりあえずまわした。まさか全部テニスネタだとは思ってなかった。
テニス初心者のナインティナイン岡村が、松岡とその知り合いのテニススクールの人たちの指導を受けて、最後は杉山愛と対決する。
松岡修造、どんだけ「エースをねらえ！」のファンなんだ。「この一球は絶対無二の一球なり」って、名前忘れた昔の人のことばだけど、知ったのはどこかと言えば、「エースをねらえ！」だろ。
岡村が、スクールでトップジュニアに混じって練習する中で、どんどんうまくなる。ほんとにうまくなるのがすごい。練習時間とか、指導者の時間とか考えると、普通の人間には望めないようないい条件なのは置いといて、その中できっちり練習して上達してるのがすごい。
そして、杉山愛との試合の直前、岡ひろみになる岡村と宗方コーチにふんする松岡修造。そんな遊びは置いといて。いや、それもやっぱり「エースをねらえ！」がいかにテニスのトッププレイヤーに影響を与えたかと言うことなんだけど。
で、試合ですよ。
岡村と杉山愛の試合。開始時点で岡村40-0というハンディキャップマッチだけど、それはさておき、すごいのはちゃんと岡村のサーブが入り、ラリーが続くこと。やらせでごまかそうとしても、サーブが入らなかったらどうしようもないでしょう。そのサーブがちゃんと入るのよ。そしてラリーが続くんだもん。見てて感動もんですよ。これはほんとにすごかった。
途中で松岡修造がこの企画のために書いた企画書の表紙が出てた。この番組を通じて、彼が若い世代にテニスで熱くなってほしいという企画なのだと思う。ぼくらが「エースをねらえ！」を読んで熱くなったように。そういう点で、この番組は大成功じゃないかと思いますよ。見てて熱かった。
ただね、テニスやってる子供たちが、部活と塾でいなかったのだけど、録画してみせるほどの番組だと言うことに、番組の途中まで気づかなかったのがちょっと問題かな。彼らにこそ、これは見せるべきだったよな。
企画した松岡修造と、短期間でそれに応えたナイナイ岡村に拍手。
