『藤子・Ｆ・不二雄大全集ドラえもん 1』藤子・Ｆ・不二雄小学館

初出

1959年度生まれ	1969年『小学四年生』12月号〜1970年『小学四年生』3月号
1960年度生まれ	1970年『小学三年生』1月号〜1971年『小学四年生』3月号
1961年度生まれ	1970年『小学二年生』1月号〜1972年『小学四年生』3月号、1973年『小学五年生』3月号、1973年『小学六年生』4月号〜1974年『小学六年生』3月号

届いたのはここ
この厚さは、開きすぎるとバラバラになるんじゃないかと気を遣いながら読んだ。
『パーマン』の時にターゲット年齢だったと書いたけど、この「ドラえもん」の時にはターゲット年齢を過ぎていて、自分の学年では載ってない。が、弟が1960年生まれなので、その分を全部読んでる。というわけで「美しいという言葉は」「寝る時にはおむつを」という話などは懐かしかった。
こうやってみると、小学二年生は明らかにキャラが幼く描かれてるのがよくわかっておもしろいですね。
それにしても夢と現実を入れ替えたり戻したり、あげくに最後はそれ全体が夢だったとか、かなり複雑な物語構造を小学四年生程度向けに描いてたり、未来の自分を引っ張ってきて手伝わせる話とか、SFとしてしっかりした話が連載初期にたくさんあるのは驚きですよ。子供向けだからと手を抜くようなことは一切してない作品作りが素晴らしいです。
てんとう虫コミックス版は全部そろえてないので、この機会に全部読めるのがうれしい。