『月刊 鉄道模型趣味(TMS) 2016 6 No.893』 機芸出版社

表紙を飾っているのは、上段がモハ52系で、下段が東部7800系。
ぱっと見にどちらも素晴らしいが、モハ52系がNで、東部7800系は16番だそうで、言われて見れば窓枠の段差がNの方が大きいかな。そのあたりが一番違うとこかな。
むかし下津井鉄道鷲羽編は1/80・9mmのコンパクトなレイアウト。2年前の865号に載ったのの続き、なのかな？特につながるとかそういうことはなく、独立したエンドレスをもつ作品。3Dプリンターを使ったストラクチャパーツをいろいろ使ってあって、そういう使い方もあるんだという感じ。側溝とか交通信号機とか。写真がどれもいい雰囲気なんだけど、特にパワーショベルなめの電車の写真は、視点が低いこともあってぱっと見実景。このパワーショベルも3Dプリンターで作ったパーツから出来てるらしい。模型展の中から電車を見てる写真は、モノクロなせいかほんとにリアル。素晴らしい。
16番の「比叡鉄道百万遍駅構内」は、16畳の部屋に敷き詰めた組立式レイアウトの1ブロックとのこと。コルク道床の上にPECOのフレキシブルを施設して、線路回りは塗装のみでバラストは撒かないなど、最近の流行からすると割り切った運転本位のスタイル。カラー写真を見ても違和感はないので、手間と見た目のバランスがとれてる。
ニュールンベルクメッセ2016リポートは、展示用レイアウトの写真がいろいろ。線路配置が複雑でわくわくするようなのもあり。フライシュマンのか。
個人的な好みの記事はこのあたり。

鉄道模型趣味 2016年 06 月号 [雑誌]