昭和56年12月1日発行。
収録作は下記。
薔薇のレクイエム | 死神カーニバル |
薔薇のレクイエム | 凶悪の秘薬 |
薔薇のレクイエム | 犯罪ジャック |
薔薇のレクイエム | 番犬の挽歌 |
新・薔薇のレクイエム | 白夜のストレンジャー |
新・薔薇のレクイエム | そして京都は雨 |
新・薔薇のレクイエム | 帰らざる夜明け |
新・薔薇のレクイエム | 葬送曲はコルト45で |
新・薔薇のレクイエム | 女豹の休日 |
薔薇のオラトリオ |
「薔薇のレクイエム」の最後のページの裏には下記。
ここに収録した作品は
「死神カーニバル」(別冊アクション)
「新宿警察」(増刊ヤングコミック)
として掲載されたものです。
「新・薔薇のレクイエム」の最後のページの裏には下記。
ここに収録した作品は
「鉛の喪章」(週刊漫画アクション)
として掲載されたものです。
「木曜日のリカ」が1972年に終了した後、松森正の作品をチェックしてた頃に出会ったのが「鉛の喪章」。
「木曜日のリカ」については以前書きました。
a-sue.hatenablog.com
「鉛の喪章」は雑誌掲載時に断片的に読んだ記憶があるのだけど、その後単行本にならず、読み返したいとずっと思い続けて40年以上。
たまたま日曜の朝ググったら、ヒットした。
「うちの本棚」第五十回は、個人的に大好きな松森正の作品から『薔薇のレクイエム』を取り上げます。
【うちの本棚】第五十回 薔薇のレクイエム/松森 正(原作・橋本一郎) | おたくま経済新聞
(中略)
「別冊アクション」に『死神カーニバル』として発表された4話を『薔薇のレクイエム』、「増刊ヤングコミック」に『新宿警察』として発表されたものを『新・薔薇のレクイエム』として、また「週刊漫画アクション」に『鉛の喪章』とし発表された女性主人公の独立した短編を『薔薇のオラトリオ』として収録した一冊。また「週刊漫画アクション」に『鉛の喪章』とし発表された女性主人公の独立した短編を『薔薇のオラトリオ』として収録した一冊。
え、そんな単行本に収録されてたのか。
ってことで『薔薇のレクイエム』でググったらヤフオクでヒット。
入札即落札で夕方発送されたのが本日到着。
「鉛の喪章」として読んだ記憶があるのは、主人公の戦う女性がガラス窓に外からメッセージを書いて、中にいた逃亡者のカップルの若い女性が「知らない人が」というシーンで、これは「白夜のストレンジャー」だった。
それと、手脚を切り落とされた恋人を戦場で救出したあと自ら射殺する。これが「帰らざる夜明け」。
コルト45オートを使ってるのも覚えてた。
というわけで、「鉛の喪章」はこの単行本の「新・薔薇のレクイエム」じゃないかな?
当時「鉛の喪章」の原作者の名前は気付いてなくて、「木曜日のリカ」が少年誌連載で大人の女性としての特性を十分に発揮できなかったと小池一夫が述懐してたのを、青年誌でやったのだと思ってた。
「新・薔薇のレクイエム」の梶芽衣子タイプよりも「薔薇のレクイエム」の方が美木本リカの系譜だなぁ。
だいたい、「白夜のストレンジャー」って、「木曜日のリカ」の「白夜のフーガ」と「聖夜の訪問者」を足したようなタイトルで、レニングラードまで出てくるし、なんかそこら辺意識してるんじゃないかって感じ。
半裸でコカコーラの瓶を持ってる「番犬の挽歌」の扉は「木曜日のリカ」にもそういうイラストがあったのをネットで見たことがある。作者は意識してたのかも。
初出時期が不明だけど、「葬送曲はコルト45で」に出てくる新聞の日付が「昭和50年11月」なので、そのころかなぁ。
ってことは44年前ですか。
悲願成就。うれしい、、、