a_sue’s diary

a_sue の日記 はてなブログ版

『アンの愛情』 L.M.モンゴメリ 松本侑子(新訳) 文春文庫 文藝春秋

シリーズ3作目。
持ち歩いて通勤読書してたが、本日帰宅すると残り僅か。
家で読む本は他にあるんだけどついこれを最後まで読んじゃった。
アンが大学生活を送る4年間の物語。
入学してすぐのあれこれは、自分自身の大学入学の頃を思い出しちゃったりしてちょっとなつかしい気分。
アンは下宿からシェアハウスになるのだけど、僕は自宅から通ってたのでそういう経験が出来なかったのだよなぁ。
大学での新しい出会いのあとは、いろんな男女の物語との出会いがあって人生いろいろ。
しかし、男から見るとアンってめんどくさい女だなぁ。響子さんと同じくらいめんどくさい(笑)
赤毛のアン」以後で覚えてる数少ないエピソードがあるんだけど、それは次の巻の話らしい。
今回も膨大な訳注がついてて、引用元とかネーミングの意味とかの詳しい話。文化的・歴史的な背景が興味深い。
古い言い方やなまってるのを原語版ではどう書いてあるかとか説明してあるけど、これは原語で読むのは無理だなと思った。
ところで、前の巻を読んでるときにテレビで「バック・トゥー・ザ・フューチャー PART III」をやっていて、訳者あとがきの解説で物語の舞台が1880年~1890年だと書いてあって、PART III の1885年はど真ん中。カナダの東部とアメリカ西部のカリフォルニアでは単純比較は出来ないけど、この物語の舞台が西部劇と同じ頃であるというのはちょっと意外だった。