a_sue’s diary

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『BSアニメ夜話 Vol.04 超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』 キネ旬ムック キネマ旬報社

3月末に出たはずの本。あえて探さなかったのだけど、金曜日に通常の巡回で遭遇。出会ったからには買わずばなるまい、というわけでゲット。

読みかけの本があるのだけど気になって仕方がなく、結局今日着手して今日読了。

毎度のことながら、放送でカットされてた部分や、放送後のインタビューなどがおもしろい。

TVシリーズの現場の状況とか、板野さんの伝説とか、放送で流れなかった話がさらにすごい。

氷川竜介が最後に書いている時代についての話。オタク第一世代が学校を卒業して、社会人としての可処分所得をビデオデッキやソフトに使うようになった時期というのは、全くその通りだよな。

この作品について、TV版をビデオで録画しながら見て、劇場でも見て、VHSのソフトは買わなかったけどのちにLDを買って、LPもほとんど買った気がする。ぼくはそのものズバリの想定ターゲットのひとりであり、期待された消費行動をしていたといえるんだろうな。

ところで、板野さんの話の中で当時の制作スタジオであったタツノコがすでにだめになっていたという話があるのだけど、日本のアニメーション史を研究する書籍の中で、東映動画系の話と虫プロ系の話はよく出るが、その初期からオリジナル作品を多数成立させてきたタツノコプロダクションについて研究した書籍はまだないよね。誰か書いてくれないものだろうか。そういう意味ではTCJ(エイケン)についても詳しいことは知らないのだった。

まだまだアニメの歴史について知りたいことは多い。