a_sue’s diary

a_sue の日記 はてなブログ版

2009年は千年に一度の「サイボーグ009」の年

昨年末にどこかで見かけたフレーズだったが、今朝、朝日新聞のテレビ欄をめくろうとしたら、1日のテレビ欄の裏に当たる面に、全面広告が入っていたのに気づいた。

http://009ing.com/
サイボーグ009」の連載開始から45年か。
物心ついて、マンガを読み始めた時、「鉄腕アトム」「鉄人28号」「8マン」「伊賀の影丸」「サブマリン707」などの作品は、どれもすでに連載中で、単行本が確実に出る今と違ってそれ以前の話をまとまった形で読むことはほとんど絶望的だった。だからこそ、読むことのできなかった以前の部分を、その後何十年も求め続けることになったのだけど。
そんな中で、「サイボーグ009」は連載開始からそうたたない時期に読み始め、近所の年上の友人のところで最初の部分から全部読むことができたという、最初から知ってる作品の中で最古のものの一つ。
もちろん小学校に入るかどうかの時期なので、立ち読みという技を身につけるのも貸本で毎週読むようになるのももっと先の話。途中かなり読みそこなってるのだけど、さいわいにして秋田書店サンデーコミックスで真っ先にまとまって出てくれたから、追っかけでちゃんと読むことができた。
少年キングの連載がいつの間にか終ってて、東映動画の劇場作品になったのを見たら009の両目が出てて、子供心にもそれはないだろうと思った。テレビではちゃんと片目しか見えなかったが、マフラーが赤いのには最後まで違和感があった。
そして少年マガジンでヨミ編が始まる。これはほとんど全部連載時に読んでいる。最終回の最後のコマがすごく小さいのが、なんか物足りない気がした。
それからしばらくして、『冒険王』でなんと009の続きが連載開始。「ローレライの歌編」で絵柄が少年マンガから劇画調に変化し、伝説となった天使編で中断。
貸本屋で『COM』に「神々との戦い編」が載ってることに気づいたのは、しばらくたってから。たまたま見た回がジョウとフランソワーズのベッドシーンという、子供にはなかなか刺激的な展開であったことや、すでに「天使編」で振り落とされていたこともあって追いかけることもなく放置。
あとは少女コミックに昔の絵柄で載ったりしたあたりからしばらくは追いかけていたが、結局やっぱりヨミ編までで終ってるんだと悟ってからどうでも良くなった。
今でも読み返してわくわくするのはヨミ編まで。とはいえ、この作品はやっぱりいつもぼくの中で特別な作品であり続けるのだろうな。