a_sue’s diary

a_sue の日記 はてなブログ版

アナキン・スカイウォーカーのこと

スターウォーズ」のエピソードIIIもエピソードVIも、漠然と納得して見てたんだけど、意外に描写が不十分だと思ってる人がいるんだな。
エピソードIIIを劇場で見たのはここ
ということで、どう納得してるのかまとめとく。
エピソードIIIのアナキンは、エピソードIIで母を失い、愛する者を失うことを恐れている。かつ、若者らしく恋に目がくらんで独占欲に目がくらんでいる。さらにジェダイ評議会のやり方に不満があり、怒りに身を焦がすというネガティブな感情にとらわれている状態。ダークサイドにつけ込まれる隙だらけ。
その状態で親身になってくれていたパルパティーン議長がジェダイに襲われていて、どちらの味方をすべきか悩みながらも、ついメイス・ウィンドゥに斬りつけ、そのためにパルパティーン議長が電撃でメイス・ウィンドゥを倒すことになる。その時の取り返しのつかないことをしてしまったという動揺につけ込まれ、心理操作を受けてしまう。ここから目つきが明らかに変わってるし。で、ダークサイドに取り込まれてしまう。あとはもうパルパティーン議長の言うがまま。パドメを守りたいのに、嫉妬心が目を曇らせて最悪の事態に。
エピソードVIで還ってくるアナキンは、息子の手を取り、二人で銀河の征服を夢見たりしている。が、銀河皇帝(パルパティーン議長)が介入し、最後のジェダイ(ルーク)を倒そうとする。電撃に苦しむ息子、ルーク。こっからは今日思いついたが、エピソードIIIでメイス・ウィンドゥが電撃にやられるのを傍観してしまった記憶がよみがえったというシーンではなかったのか。残っていた善と、ダークサイドの葛藤。だから今度は同じ取り返しのつかない過ちを犯さないために、銀河皇帝を葬る。また、そうすることによってダークサイドの呪縛から完全に解放される。
そして解放された彼が霊界で還ってくる姿は、今の年齢であり、精神世界では失われた肉体はすべて健常状態となり、劇場公開版の、あの穏やかな顔のおじさんの姿になる。
漠然と思ってたことと、エピソードVIの改変されたラストに対する不満がきれいに説明できてて、自分としては完璧。