a_sue’s diary

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『ガラスの仮面 44 ふたりの阿古夜(3)』 美内すずえ 花とゆめコミックス 白泉社

初出はまたしても 単行本収録にあたり「別冊花とゆめ」掲載原稿を改稿しました
元になったのは3月号4月号5月号6月号掲載分。
立ち読みメモと比べて大きく違ってるのは、多分亜弓さんのまわりにいる連中がいまだに「親の七光り」とか言ってる部分でしょうね。今回単行本を読んですごく気になった部分であるにもかかわらず、雑誌を読んだときには何も書いてないから。
姫川亜弓がその演技で高い評価を得るようになっていったい何年たっているのか。なのにいまだにすぐそばにすらこんなことをいう連中がいるとは。練習を見てすごいと感じてるはずの連中がこんなことを言うというのは、連中が愚か者という設定なのか、亜弓さんはよほど人望がないのか、作者が何も考えていないのか、いったいどれなの。
あと連載時にあったかどうか思い出せないのが、詩織さんが都会の明かりを地上の銀河というあたりと、魂の片割れとであったときどう感じるかというあたりかなぁ。
頭を打ったあとの展開については連載時にも感じた通り、あり得ない。普通救急車呼ぶでしょ。亜弓さんもその後吐き気がしたりめまいがしたり見えなくなったりしてるのに、頭を打ったこととの関連に思い至らないとは、バカなの?作者が何も考えてないの?
ダークサイドに堕ちる詩織さんのシーンは時間を調整しましたね。
連載開始からこれまでずっと読んできて、こんなに納得いかない1冊は初めてです。サイン会の場では言うつもりはないけど、ちょっと不満ですよ。

ガラスの仮面 44 ふたりの阿古夜 3 (花とゆめCOMICS)

ガラスの仮面 44 ふたりの阿古夜 3 (花とゆめCOMICS)