a_sue’s diary

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『楳図かずお画業55th記念 少女フレンド/少年マガジン オリジナル版作品集2 半魚人』 楳図かずお 講談社漫画文庫 講談社

半魚人 週刊少年マガジン 昭和40年(1965年)11月21日号No.48〜12月26日号No.53
紅グモ 週刊少女フレンド 昭和40年(1965年)11月23日号No.47〜昭和41年(1966年)3月8日号No.10

表題作はもうひとつの人体改造マンガ(ひとつは「サイボーグ009」)として、当時すごくショッキングだった記憶あり。総集編で読んだと思ってたんだけど、連載の最後の回を独立して読んでるような気もする。連載時が小2、翌夏の総集編が小3。ウルトラマンの顔のアップの表紙とセットで記憶に刻みつけられている作品。
「バリバリバリバリ」、、、、ううう、そのイメージの恐ろしいことといったら。今回ひさしぶりに読んだけど、やっぱり怖い。
それにしても、この頃の楳図かずおって「笑い仮面」といい、変わりゆく人間というテーマが多かったかも。


もう1作は「紅グモ」。この本を買う大きなきっかけとなったのは実はこの組み合わせだったからというのもある。となりのお姉さんから借りた「少女フレンド」で読んだのがこれの第2回。胸をかきむしる擬音は「バリバリバリバリ」だと思ってたが、服を引き裂く「ビリッビリッ」だったのか。怖かったですよ。続きが飛び飛びにしか読めなかったので、第2部はほとんど読んだ記憶がない。
こないだ豪華な復刻本が出たときに悩んだのだけど、とりあえずこれで十分なので満足です。
今の変なおじさんぶりからは想像もつかないけど、楳図かずおはほんとに怖いマンガを描く人だった。