買ったのを書いてないどころか、読書メーターにも記録してなかったらしい。2/24に買ってるんだけど。
というわけで読了。
『龍馬の船』に続いて、信長にこころを交わした(こころだけじゃないが)女がいたという設定のちょい足し歴史小説。
よく知ってる信長の話とちょっと違う見方で、当時の常識よりも進んだ考え方を持っていたが故の非常識がうつけと思われていたという話。清水義範にしては地の文が人格を持ってなくて、たまに「ここではこう書いておく」みたいなことを言うが、そのあたりまで。
そもそも桶狭間より前の話がすごく長いと言うところからして異色。昔父の本棚から山岡荘八の「織田信長」を引っ張り出して読んでいるが、それと比べるとまるで違う。でも、現代のビジネス書に書かれているようなことを実践していたというような話には説得力があって、おもしろかった。
- 作者: 清水義範
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2011/02/18
- メディア: 文庫
- 購入: 1人 クリック: 2回
- この商品を含むブログ (5件) を見る