a_sue’s diary

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『3D ベイマックス 吹替え版』 @MOVIX亀有

17:20の回、一番大きなシアター10のほぼ中央K-19,20,21。ぼくはK-21。
行くなら俺もという次男と3人で。1日なのでみんな1,100円+3D分で1,500円。
予約したのは昨日の夜だったかな。けっこう空いててほぼ中央を取ったんだけど、実際に行ってみたら6割ぐらい入ってたかな。小さな子供もけっこういた。

予告では今年公開のピクサーの映画「インサイドヘッド」。心の中の葛藤?
で、今回の作品は、ディズニーのCGアニメだけどピクサーじゃないのね。

付け合わせの短編は「愛犬のごちそう」。主人の生活で食い物が変わる犬。それが、主人の男性が女の子とつきあい始めると食い物が変わってきて、、、という話。そこからの展開が凄く良かった。ちょっとウルッと。

というのを受けての本編。なのか?
予告でやってるとおり、日本とアメリカをごちゃ混ぜにした都市を舞台に、事故で亡くなった兄が残したヘルスケアロボットが「ぼんやりいい(c)しまおまほ」話。
実際、兄さんが開発の過程で残した映像が出るシーンでは、見ててぼろ泣きしちゃいましたよ。
それだけでもいい。すばらしい作品。
それ以外のことを語るとネタバレするので、ちょっと空けます。



















それでね、TVで部分公開されたけど、兄さんが行ってる大学の研究室が、理系オタクバンザイなすばらしい環境。みんながそれぞれ凄いものを作ってる。なんだよそれみたいな。
非合法なロボットバトルで金を稼ぐ程度で止まってた弟を、兄がその研究室に連れて行って見せると、弟はもうそれに魅せられて、ここに行きたい!と。物作り理系の夢環境。見た子どもたちがこれにあこがれて欲しい。
事故で兄を亡くし、自暴自棄状態の主人公の前に、兄が作ったベイマックスがあらわれる。まあそこまでは予告の内容。その先でベイマックスを使って、マイクロボットを奪おうとしてる敵を追う。そこら辺からのアクションがすごい。3Dだとこれが大迫力。さらにベイマックスに装甲をつけて、仲間を得て、ロケットパンチが戻ってくるとこでうるうる。みんなでどんどん。凄すぎるぞ。
悪役と思ってた敵が、実はってとこで、もう昔のように単純な悪はないのだと思い知らされる。アニの復讐をしようとしてた相手が、実はさらに別の人間に復讐しようとしてて、それも含めて政府が金を出した計画に携わっていたという、何が悪か、そういう難しい話になりながらもわかりやすく魅せる。
絵的には、「さらば愛しきルパン」を彷彿とさせる電車の前を飛ぶシーンとか、ラストは「ジュブナイル」のような、ディスクから復活させるとか。
もうそんなこんなまとめて、凄く良かった。
吹替え版で見たのだけど、ローカライズ版のエンディングが、ちゃんとまとまってたのが良かった。普通はエンドロールのあとに付け足しのように日本のキャストが出るだけだよね。
これは良かったよ。

書き忘れてるが、理系オタク仲間でチームを組んで、スーパー戦隊になっちゃうとこも意表を突かれた。これって『キック・アス』と紙一重
エンディングの最後に出てくるフレッドの父のシーンは、この世界にスーパーヒーローがもっといるってことだし。
いやいや、もう深い作品ですよ。