『PIXAR <ピクサー> 世界一のアニメーション企業の今まで語られなかったお金の話』 ローレンス・レビー:著 井口耕二:翻訳 文響社

ちょっとかさばるソフトカバーだったが通勤時に持ち歩いて比較的短期間(当社比)で読了。
面白かった。
エド・キャットムルたちの技術力と、ジョン・ラセターのクリエイターとしての能力だけでは継続的にビジネスを回していけなかった。ジョブズが私財を投入して支えているのもそろそろ限界に近い頃、最高財務責任者となってピクサーを株式公開まで持って行きその文化を支えた人の話。
映画を作る、特に会社組織を抱えながらアニメーションを作るということがいかにいびつなギャンブルにもにた行為であるか。最初の長編作品である「トイ・ストーリー」公開前、世間の評価も得られてない時期にいかにして投資家を惹きつけて資金を調達し、ディズニーとの契約をよりよい形に持って行くか。
これまで読んだ2冊の本とジョブズの本でもまだそのあたりのお金の話をほんとに理解してなかったとよくわかった。
ディズニーに買収されるって、そういうことだったんだね―と納得。前の本の感想でもそう書いてるが。
規模も能力もレベルが違うけど、かつてソフトウェア開発の小さなチームで仕事をしていて、結局最後までうまくビジネスを回せなくて人を売るしかなくなったのだけど、この本に書かれてるようなことをきちんと考えて行動できていたらちょっとは違ったかなーなどと思ったり。
今からでもこの本で学んだことを活かせることがあるかもしれない。

PIXAR <ピクサー> 世界一のアニメーション企業の今まで語られなかったお金の話

PIXAR <ピクサー> 世界一のアニメーション企業の今まで語られなかったお金の話