a_sue’s diary

a_sue の日記 はてなブログ版

『RM MODELS 328 2023-1』 ネコ・パブリッシング

特集は秋の夜長「ミニシーン」に浸る!
セクションとかモジュールの作例が沢山。
1:150スケールの信越本線 青梅川~鯨波。トンネルの中に置かれた巨大な1円玉が衝撃ですよ。これ、模型なのかと。
他にもいろいろ。
で、その手前の情景素材専門店へ行ってみよう!ってことで、さかつうギャラリーの取材記事。そういうディープなとこなんだ。
素材については、最近Twitterで100円ショップでジオラマの素材を扱い始めてるというのを見かけて、そういう時代になったのかと感慨ひとしお。
「鱒のすし」の容器に展開するレイアウト、そのすし何度も買ってるわ。
なかなか凄かったのが 1:80~1:87 16.5mm の自転車が走る!机上にノスタルジーを詰め込んだレイアウト。
レイアウトで自走車を走らせるシステムはよく見かけるようになったが、自転車を走らせる。透明円盤にペダルが付いててちゃんとこぐように見えるらしい。
動画がコチラに
rail.hobidas.com
凄い。
第18回軽便鉄道模型祭モデラーズレポートとか、KATO製情景素材ピックアップとか、関連記事もいろいろ。

今回特に良かったのが江頭剛のなんでんかんでん!大百科!
模型用塗料の話として、各種塗料の歴史と比較についてかなり掘り下げた記事になってて、45年ぐらい前にミリタリー・ミニチュアを卒業、いや中途退学して、80年代のガンプラマクロスも塗装に関してはさらっと流してきた人間にとっては現在の塗料の話は、その変わりようがなかなかインパクトが大きかった。エナメル系のパクトラタミヤって出てこなかったけど、今はもうないの?

杉良太郎かく語りき第七回 飯田線の世界を楽しむ②は、いろいろと論理武装して攻めてくる。
だからああいう商品展開になったのだと。「ああいう」って書きながらまったく記憶にないけど。
飯田線というと「究極超人アール」で取り上げられてたなという記憶がある程度で、九州出身者には全く何の思い入れも感動もない単なる記号。ディープな話を読まされるほどに、それって首都圏中心の価値観だよね?としか思えない。どんどん心が離れていきます。
ただ、初期のNゲージが車両のバラ売りで、それを編成にする発想とか、その助けになる資料とかが全くなかったのにくらべると、ここまで来たんだなというのは感じる。せっかく20系客車を発売しながら、実物のフル編成にするのにどれとどれをどう組み合わせるのかという資料もなかった時代にモヤモヤしたので。

宮下洋一昭和模型工作室は私鉄電車慕情で「地鉄電車」で参考にした実車のはなし。
ここで言ってる地鉄に該当するようなのは、湾鉄線からの西鉄宮地岳線ぐらいしか知らないので微妙にピンとこない。
ノーブルジョーカー50周年記念展レポートというのが載ってて、それなりのスペースにモジュールを展示してて、それぞれかなり高度な完成度を持つ作品だというのはわかる。
ここまで書いてきた気分で読んでるので、当事者の方々には申し訳ないが、これだけの代物に2日間で440名って、なんか寂しいよねとしか思えない。まあ、事前に知ってたら見に行きましたか?と聞かれると返答に困るのだが。

PREMIUM REVIEW の小坂鉄道DD130の記事で、TOMIXがDD13の一般型を割と最近出してたのに気付いたのは今回の収穫。欲しいが買えないけど。

今回はミニシーンという事で、レイアウトがらみの記事が多かったハズなんだけどTMSのレイアウトやモジュールの記事にくらべて心に響かないのは何なんだろう。
RM MODELSの編集姿勢は素晴しいと思ってるし、続いて欲しいと思ってるんだけど、なんか響かない。

って、えらそうに上から目線だね。手を動かさないペーパーモデルレールローダーのくせに。