買ったのはここ。
a-sue.hatenablog.com
今回は半年かからなかった。
紙の本はどうしても自宅読書になってなかなか進まなかったんだけど、こないだから持ち歩き読書に移行して、最後の方は面白くてたまらず休日に自宅で読了。
今回も面白かった。
村岡花子版を高畑勲版アニメ放送のころ全巻読んだ中で読んでるはずだけど、この辺になるとほとんど覚えてない。
そんな中で、日曜日に大掃除して顰蹙を買うエピソードだけは覚えてた。
というわけで、今回の主役は日曜日に大掃除してしまう牧師館の子どもたち。男やもめの牧師様も含めた一家が主人公か。
アンはお隣さんとして登場して、聞き役になったり有益な考え方を示したり。
この頃のひとの最重大事が宗教の派閥の違いであるらしく、長老会派かメソジストかで互いにディスりあっている。
そんな中で、母がいない牧師館の子どもたちは躾も常識もない生活をしていて周りからいろいろ言われている。
ひとりひとりが一所懸命考えてよかれと思ってすることが、顰蹙を買ったり笑われたり。ある種「異邦人」的な価値観の違いの面白さがある。
一方で頑固な大人たちがその子どもたちに解きほぐされたりする。
約束で互いをしばりあって身動き取れないって、今の価値観で見るとバカなんだけど、100年前だとそういうこともあったのかね。
そのへんでいろいろ心を動かされながらページをめくる手が止まらなくなったわけで。
次は『アンの娘リラ』。
また秋頃かな。