買ったのはここ。
a-sue.hatenablog.com
トキワ荘の話は、A先生の「まんが道」をはじめとしていろんな形で読んでるので大きな流れは知っている。
この本はA先生の日記がベースで、昭和9年生まれになるのかな、その頃の青年が書く日記文体というのか、それが特徴的。
いろんな形でいろんなものの金額が出てくるのだけど、当時の物価についての知識がないので高いのか安いのか。
映画が140円とか見ると、その10年後の昭和40年代には大人400円ぐらいだったようなと思い出したり。
東京に出てきて締め切りを沢山抱えたままの最初の帰省でのんびりしてしまって全部落とした話が、毎日の記録で生々しく蘇る。
何ページの仕事をどのくらいで描いてたとか、そういうのもよくわかって資料的価値もあり、面白かった。
解説で書かれてて初めて気付いたけど、昭和三十三年 二十四歳がまるっと抜けてるのね。
石森章太郎のお姉さんが亡くなったのがそのあたりだそうで、つらくて収録できなかったのかもとかいろいろ考えてしまう。
