a_sue’s diary

a_sue の日記 はてなブログ版

『トム・クランシーのオプ・センター 復讐の大地(上) (海外文庫)』 トム・クランシー スティーブ・ピチェニック ジョージ・ギャルドリシ 伏見威蕃:訳 扶桑社ミステリー 扶桑社

通勤読書だったのだけど、最後の方はちょっとした乗換の合間にも読んだりして。
クランシーが自分で書いてた頃にくらべると、いろいろぬるいよなーとか思いながら読んでるんだけど、ISISの指導者と合衆国が不毛な復讐合戦に突入。
期待した展開にならず、どうなるのか、ってとこで続くんだもんなぁ。
でもまあ、全体にぬるい。

映画『テリー・ギリアムのドン・キホーテ 字幕版』 @WOWOW

去年だったか、新宿の映画館でやってるのを横目に見ながら、結局劇場では見てない作品。
モンティ・パイソンの日本上陸直撃世代なので、テリー・ギリアムの名前には引っかかる。
劇場では見なくても、テレビでやるのに気付いたら視聴予約を仕掛けて頭から見た。

ドン・キホーテの映像を作ろうとする人たちの話。
オープニングのクレジットを見ていて、アダム・ドライバーの名前に気付いたんだけど、実は主役だった。
かつて彼が作ったドン・キホーテの映像で人生を狂わされた人たち。
年月をおいて、そんな人たちと再会し、妄想と現実の狭間で人生を翻弄される。
この作品をコメディと紹介するセンスって、どうなの?
ちょっと重い気分で見終えた。

テリー・ギリアムのドン・キホーテ(字幕版)

テリー・ギリアムのドン・キホーテ(字幕版)

  • 発売日: 2020/04/28
  • メディア: Prime Video

映画『羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ) ぼくが選ぶ未来』 @MOVIX亀有

小さめのシアター7 11:40の回 G-12, 13。
8割方埋まってたかな。

最初に感想を書いておくと、めちゃくちゃ凄くて面白かった。

アトロクなどで絶賛。
アニメーター井上俊之氏の評価・分析を聞いて見たくなった。
open.spotify.com

漠然と見たいとは思ってたんだけど、具体的にチェックしたのは今朝。
上映館をチェックしたら東京はTOHOシネマズが並ぶので、お出かけして映画見るのもな―と思いつつたどっていくとありました、MOVIX亀有。
YouTubeの予告編をテレビに出してかみさんを誘う。
実は動いてる絵を見るのは僕もこれが確か初めて。
思いも寄らなかった絵が現れて、ちょっと予告を見たことを後悔したりしながら、かみさんのOKが出たので昼と夜2回のうち昼の 11:40 の回を取る。中央付近は埋まってたのでやや右のG-12,13。

30分ぐらい前に到着して、パンフを購入。横型1,000円。パックされてるので帰宅まで開けない。
10分前に入場開始して、予告や宣伝はすでに始まっていて、定刻10分過ぎまで継続。
G-12,13 は、右端に近いけどそれほど端という感じはしなくて十分センターに近い。むしろ前に座った人が周囲より頭一つ高くてちょっと心配だったが、始まってみればなんとか大丈夫だった。
本編開始が 11:50。

まあとにかく自由自在なカメラワークと、これまで見てきたいろんなアニメのアクションシーンの中で、最高にスピーディーな動きの連続が凄い。
シンプルな背景だと思ったら全部動かすし。
森の中から始まって、人里に舞台が移るんだけど、想像したような古典世界ではなくバリバリの現代。
ちょうどドラゴンボールで魔法のような力と科学文明が共存してる、あんな感じ。
中華の本場だから、後ろに手を組んで直立したまま行動するとかが自然に出てきて、自分が投げた丸太に乗って飛んでいく桃白白を思い出したりして。
また会話やギャグのテンポが良くて、途中を飛ばして結果を見せるマンガのコマ割に近いこともやっている。そこら辺のリズムが快感。
アクションの気持ちよさは最近見た中ではピカイチかな。

これはオススメです。

『アンの夢の家』 L.M.モンゴメリ 松本侑子 文春文庫 文藝春秋

発売日はちゃんと知ってたけど、本屋に行く機会がなくて本日やっとゲット。
500ページちょっとの本で、本編が8割、訳注が1割五分、残りが訳者あとがき。
さて、順番に読みます。今読んでる紙の本の次かな?

アンの夢の家 (文春文庫)

アンの夢の家 (文春文庫)

前巻から約10ヶ月、次は来年9月?
風柳荘のアン (文春文庫)

風柳荘のアン (文春文庫)

『ポーの一族 秘密の花園(1) (フラワーコミックススペシャル) Kindle版』 萩尾望都 小学館

ポーの一族 秘密の花園 月刊flowers '19年7月号、'20年8~11月号
大英博物館 マンガ展 探訪記 月刊flowers 2019年8月号
ポーの一族 番外編 月曜日はキライ 月刊flowers 2020年7月号

今回は紙と同時発売で、朝起きたら配信されていた。
日中読む時間が取れなくて、帰宅後読了。

アーサー・トマス・クエントン卿の館に迷い込む二人。
あのランプトンが描かれた時の話か!と、ぞわぞわしながら読むが、話はそう簡単には進まない。
エドガーが時折昔のような表情を見せてくれたりする。
人と人が複雑に交錯する人間模様と、昔の時系列に重なる登場人物の関わり方と、いろいろ楽しみながら読んだが、(1)とついてるようにこれで終ってないんだよね~。
続きが待ち遠しい。

映画『八月の濡れた砂』 Amazon プライム・ビデオ

この映画が Amazon prime video に入ってるのは気付いてたので、いつか見ようと思ってたんだけど、あの本を読んだら見ないわけにはいかない。
というわけで、見た。
湘南の若者たちの話。
いわゆる「満たされない若者の暴走」というやつか。
高校生ぐらいで見たらもうちょっと違う印象を持ったかもしれないと思うと、ここまで先延ばししたのがちょっと残念かも。
あまり共感できる存在は出てこなかった。
この映画が終ったあと、あの船は沈んでみんな死ぬんだな。

八月の濡れた砂

八月の濡れた砂

  • メディア: Prime Video

2020.11.12 追記
書き忘れ。
メインキャラの一人が見てるテレビで FORTRAN のプログラミング講座をやってた。
1971年の映画なので、マイコンもまだない時代。コンピュータといえばメインフレームが当たり前。
その時期にテレビでやってるのも、それを映画に取り入れてるのも珍しいなと思った。
満たされない若者はプログラミングに没頭するのだな(違)