a_sue’s diary

a_sue の日記 はてなブログ版

『ウルトラマン大博覧会 ROPPONGI天空大作戦』 @六本木ヒルズ 森アーツセンターギャラリー

先週ピラミッド校舎に行った日に、友人は六本木の『ウルトラマン大博覧会』にいっていた。
ずいぶん前に情報をもらっていたようなのだけど、意識からきれいさっぱり消えていた。明日までなので今日が最後のチャンスか。
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http://www.roppongihills.com/jp/events/macg_ULTRAMAN.html
森タワーには上ったことがないし、せっかくいくので、展望台も楽しみにしてかみさんと午後から出撃。現地に着いたら15時頃。
印刷してきた割引券でウルトラマン大博覧会と東京シティビューのセットを購入。一人2,100円。エレベーターで52Fにあがる。まずは昼間の景色を見るかということで展望台へ。天気がいいので東京の様子が一望できる。東京タワーの展望台と違ってガラス面が丸くなっていて視界が広いせいか印象がだいぶ違う。高さは東京タワーの上の展望台より高いかも。これで通常1500円なら、東京タワーに上がるよりいいなぁ。一回りするとレストランのある北東方向以外はだいたい見ることができるが、残念ながら富士山はかすんでまったく見えなかった。
で、いよいよ『ウルトラマン大博覧会』である。
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入るとすぐに「怪獣回廊」。ウルトラQからウルトラマンウルトラセブンの怪獣の着ぐるみが展示されていて、撮影許可。撮影で使われたものではないものが多いようだが、実物を間近で見るのは初めてか久しぶりか。客層としては子供を連れた家族も多いが、アベックも結構多くて、男の方が女性にうんちくを語っているケース多数。うちもそうだったけど(笑)
次は「円谷英二とウルトラな人々」というタイトルでスタッフや出演者の方々を紹介。
その次が「ウルトラQ」。企画からの経緯とか、シナリオとか、撮影に使われた小物などを展示。「1/8計画」で使われたカメラは小物というには大きい。
その次の映像コーナーでは万博の三菱パビリオンで上映されたという円谷英二の遺作となる映像が上映中。
ウルトラマン」のコーナーでは、中央に科特隊基地の模型があり、周囲の展示は「ウルトラQ」と同様に企画からの資料やシナリオ、撮影に使用された小物など。科特隊の制服もあり、流星バッジが意外に小さいのはちょっと驚きであった。
ウルトラマンができるまで」では、企画のノートとかの鉛筆書きの実物。
そして成田亨のデザイン画。青森県立美術館蔵の実物。東京で見ることができるとは感激である。どれもすばらしい。
次の「ウルトラセブン」も中央にウルトラ警備隊の基地を再現したミニチュア。企画書からシナリオなどの資料。ウルトラホーク3号のミニチュアがあったが、残念ながらホーク1号はなかった。ウルトラ警備隊の制服もあり。
実相寺昭雄メモリアル」は、実相寺監督の書斎を一部再現。直筆のイラストなどを多数展示。棚にある本のタイトルを読みたいが読み取れない。たばこの脂なのか黄色くなっているビデオテープのラベルも読めない。う〜ん、知りたい。
さて、そろそろおしまいも近いかな?と思ったのが甘かった。ここからの密度がもう尋常ではない。
「元祖オタク! 大伴昌司の〈OH〉仕事」は、大伴昌司直筆の原稿とそれが掲載された当時の雑誌がもう、これでもかとばかりに展示されている。この時期の少年誌は買ってないものもほとんど貸本で見ているはず。表紙を飾る掲載作品の名前がどれも懐かしい。『別冊少年マガジン』の表紙を飾ったウルトラマンの顔のアップで、目の下が破れているのを見て、壊れてるんだろうかと思ったり。そんなことを思いながら見ていくと、全然前に進めない。ちょっと雑に見て、次の「怪獣絵師」を流し、その先は当時売られていたおもちゃ類。見ても見ても終らん。というところで、先週見ていて、今週もう一度といっていた友人を発見。彼は14時頃入ったらしいので追いついたわけか。
ところで展望台からの景色を見るという今回のもう一つの目的からいうと、日没前後の夕焼けは逃せない。ああ、時計が16時半になろうとしている。係の人に聞いたら、再入場はできないということで、ジレンマ。かみさんが「ここは今日しか見られないんでしょ?」といってくれたので、夕焼けはあきらめて、じっくり見ることに。
というわけで「元祖オタク! 大伴昌司の〈OH〉仕事」にもどって、じっくり見る。鉛筆書きのノートや原稿が質量ともにすごい。「怪獣絵師」も、原画とそれが掲載された状態を並べて展示。イラスト入りのグラフや表の原画が、ほとんどそのままのサイズ・レイアウトで描かれていたり、パノラマ画の原画と掲載誌にくわえ、上の壁面に拡大したものを掲示してあるものも多数。どれもすばらしい。
その先の「MADE IN ULTRA」はおもちゃ、プラモ、文房具などの関連商品がこれまたこれでもかという密度で展示。限られたスペースに可能な限り詰め込んである。ガムであたる流星バッジ。欲しかったなぁ。マルサンのプラモデルもたくさん残ってるもんだなぁ。すばらしすぎる。
最後の方ではイベントの記事とか、「パチンコウルトラマン」の実物とか。その横にあるスクラップの山はみうらじゅんの資料だそうで、膨大な記事がスクラップされているのがすごい。
「シアター」では「ウルトラギャラクシー大怪獣バトル」を上映していたけど見ず。
出口を挟んでグッズを販売していて、いろいろあったけど無難に図録1,300円のみ購入。展示物を網羅しているわけではないが、逆に展示にはなかった情報がいろいろ書かれていて、補完する形になっている。
会場を出て友人と別れたのが17時半ぐらい。途中から姿が見えなくなっていたかみさんに電話するがつながらず、展望台に行くとすばらしい夜景が。何度目かでやっと電話がつながったかみさんは、シアターの椅子に座っていたそうで。翌日になって、かみさんが一人で夕焼けを見るという選択肢があったことに気づいたが、二人ともそのときはまったく思いつかなかった。
で、夜景を見て一回り。東京の夜景はすばらしいですよ、ほんとに。ここはほんと視野いっぱいに夜景が広がるのがいいわ。ぐるっとひとまわりして、本日の作戦すべて終了。時計は18時になっていた。今の季節は日没が16時50分ぐらいなので、1時間早く動くべきだったなぁ。