a_sue’s diary

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『昭和ちびっこ広告手帳2 〜大阪万博からアイドル黄金期まで〜』 おおこしたかのぶ ほうとうひろし 共編 青幻舎

前回に続き、漫棚さんのとこで知った。
『昭和ちびっこ広告手帳』1970年代初期版: 漫棚通信ブログ版
今回も見つからない。前回と同じ浜松町の談で同じ場所を探すが見あたらない。検索端末でチェックすると、同じ棚に在庫ありと出る。見て回っても見つからない。ちなみに端末に登録されてた名前は「大阪万博からアイドル黄金期まで」。それで「昭和ちびっこ広告手帳」が見つかるか〜っ!著者名で検索してヒットしたけど。
それはさておき、見つからない。店員さんに聞いたら、走っていって、しばらくして持ってきてくれた。面出しの棚で後ろに回ってたらしい。文庫サイズをそんなとこに置くなよ。


さて、中身は今回もターゲットど真ん中で、当時雑誌で見た広告がいっぱい。くたくたジャガーは明治の板チョコの景品でした。他にもプラモデルとかモデルガンとか。
モデルガンはMGCの広告だけど、団次郎がモデルをやってるBLKの広告は、71年に銃口を塞ぎ白または黄色に塗ることとされる直前のもの。ずらっと並んでるウチ実際に発売されたのはS&W M44とベレッタM1934だけ。あとは幻になってしまった。ガバが出たのは金メッキになってからだったのかなぁ。僕がモデルガンを買いたいと思ったときにはすでに金メッキになってたので、黒い時代の記憶はほとんどないのだ。
初のプラ製BLKモデルガンとなったSIGは、知らない銃だったので欲しいと思わなかったけど、けっこう楽しく遊べた銃のようだったなぁ。
そしてあこがれのM16シリーズ。なんでこんなでこぼこのハンドガードが付いたモデルを出すんだろうと不満だった。
44マグナムはM29とうたってない怪しげなものだったりするけど、「ダーティハリー」に夢中になってからはなんでもいいからS&Wのでかいハンドガンが欲しかった。グリップにミクロウェイトを詰め込んだのがこれ銃口から火が出てガスが抜けるだけでうれしかった時代。
プラモデルも、タミヤのがたくさんあったり、他のメーカーのもあったり。ミドリのUSSエンタープライズは持ってたぞ。
フラワーコミックス『ポーの一族』の1ページ広告は驚きだった。2,3巻が予告されてるだけでまだ出てない時代。その頃はまだ少コミをチェックする習慣がなかったから見てない。というか、3巻まで出てる時期に初めて読んで夢中になって、さかのぼって萩尾望都を追いかけ始めたのだから知らなくて当然。この1ページだけでも一見の価値あり。
前巻がいかにも子供向け商品ばかりだったのに対し、読者層が広がって、広告も変わってるのがおもしろい。という分析はどうでも良くて、リアルタイムで読者だった世代にはとにかく懐かしくてたまらないのよ。
大満足です。

昭和ちびっこ広告手帳2 大阪万博からアイドル黄金期まで (ビジュアル文庫)

昭和ちびっこ広告手帳2 大阪万博からアイドル黄金期まで (ビジュアル文庫)