a_sue’s diary

a_sue の日記 はてなブログ版

『熱風(GHIBLI) 2022 12』 スタジオジブリ

前号が凄かったので今月も楽しみにしてた。
a-sue.hatenablog.com
昨日ゲットしたのを本日一気読み。
www.ghibli.jp
今回も濃い話がたっぷり。

連載 薪を運ぶ人 第10回は映画プロデューサー高橋望に訊く③「アニメブームとアニメージュ
徳間に入社してからテレビランド編集部に配属されアニメージュ編集部の鈴木さんと出会うあたりとか。
鈴木さんの、アイデアを出させて最後までやらせて、失敗しても責任は自分が負うって、理想の上司か。にしてはいろいろ変わってたみたいだが。
ちょっとショックだったのは、お父様がJAL 123便の事故で亡くなってたということ。坂本九さんのような遠い人以外で具体的に亡くなった方の話を聞いたのはふぁんろーど投稿者の緋本こりんさんぐらいだったので。

連載 へそ曲がりメカ放談 第5回 縮尺模型と縮尺重量と原寸大モデルガン
縮尺重量の話が面白い。船のプラモデルは軽いが飛行機のプラモデルは重い。戦車は軽い。そういやちゃんと計算したことなかったな。いや、忘れてるだけかもしれないが。
モデルガンの話になって、MGCのA設計者とか中田商店のB設計者とか、もちろん誰だかわかる。A設計者の最初のプラガバは不格好で大嫌いだった。持ってるけど。でも直接会話したことがあるのはA設計者だけ。氷川丸のイベントでVP70の連射メカニズムの話とかしていただいて面白かった。
原寸大モデルガンの話までたどりつかず、以下次号なんだけど、MGCが他のモデルガンメーカーと仲が悪かった理由とか書いてあって興味深い。
ほんとにこの連載がなぜここに載ってるのか謎(笑)

氷川竜介さんの連載 昭和アニメージュの功罪 第8回「SF」が「アニメ・特撮の卒業」を阻止した。
アニメ・特撮の根底には常にSFがあったと。個人的にもそういう経験をしてきてるので納得感が高い。
創刊当時のハヤカワSF文庫は創元にくらべて高かったんので、あまり積極的に読まなかったんだよな。
ここ数回、キーになる作家として石森章太郎平井和正が常に存在してる。どちらも子供の頃から名前を意識して読んできた大好きな作家。普通にマンガを読んでたら必ず出会ってた名前。
あの頃のことをスッキリ整理してみせられて、ああそうだったんだなぁと今頃思ったりする僕はそういう評論とか一生書けないね。

氷川さんの連載の中にも出てくる池田憲章さんが10月に亡くなってたという話がネットに飛び交ってて、ちょっとショック。3学年しか違わないのに。
単著がほとんどない方だけど、以前ポッドキャストをしっかり聞いてた。
a-sue.hatenablog.com
もっともっと語っていただきたかったなぁ。合掌。