a_sue’s diary

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『インセプション 日本語吹替え版』 @MOVIX亀有

公開からずいぶんたっちゃったが、これはやっぱり見ておこうということで。かみさんの希望で日本語吹替え版。なんと日本語吹替え版は20:40からの1回のみ。ポイントがたまっているので昼過ぎに行ってタダ券2枚発行して久しぶりにカウンターの列に並ぶ。なんだか知らんが列が長い。10分ぐらい並んだかなぁ。割と狭いシアター3。13時半ぐらいだったけど、その時点でG-9,10が埋まってるとのことなので、ずらしてH-11,12を取る。パンフもついでに買っておく。横型変形で800円と高め。
夕食後20時過ぎに行って、入場開始が20時半。先頭切って入ったわけではないので、席にぽつんぽつんと人がいる。真ん中辺にぽつんと一人座ってるのがよりによっておとなりのH-10だったりして。上映開始時点で4割ぐらいは埋まってたかな?
さて、作品についてはテレビで紹介されたのを見てる割になにも知らない状態で見た。なので、舞台設定や、各人の立ち位置とか、そういうのを全く知らない白紙で見るという理想的な状態。
面白かった。
アクションシーンもいろいろ期待通りだったが、それ以上にもっと深い話が期待とまったく違う方向にすごかった。映像もストーリーもみんなよかった。劇場で見てよかった。


以下、内容に触れるのでご注意。って、公開からずいぶんたってるから今さら気にする人もいないか。


他人の夢に入り込む技術が確立している世界。夢とは、現実とは。押井守フィリップ・K・ディックか。てっきり原作がディックあたりかと思ったら、クリストファー・ノーラン監督のオリジナル脚本だった。これは失礼。
時間もののようなわかりやすいパズルのコマがはまっていく快感はないが、現実と夢の多重階層の中で物語が進むところがいい。
ラストシーン、途中からそうじゃないかと思って見ていたのが、やっぱりそうかと思わせるところで暗転、エンドロールにつながる。
微妙にどっちかわからないというところで終っているのだけど、日本人にはわかる。作中でも明かされている判断基準になる材料が、作品の割と早い時点で開示されているのよね。ヒントは新幹線。
あれ?でもそうすると渡辺謙が気づかなかったのがおかしい?
追記:
「新幹線 個室 インセプション」でぐぐると、いろいろ出てくるのだけど、あれを監督からのメッセージととらえてる人はいないの?そうでしょ?
というわけで、あえて個室という言葉を書いておく。ググって引っかかるように(笑)