a_sue’s diary

a_sue の日記 はてなブログ版

『鉄腕アトム 1 [Kindle版]』 手塚治虫 手塚プロダクション

アトム大使の巻 昭和26年4月号〜昭和27年3月号 少年 連載
気体人間の巻 昭和27年4月号〜10月号 少年 連載
フランケンシュタインの巻 昭和27年11月号〜昭和28年4月号 少年 連載
赤いネコの巻 昭和28年5月号〜11月号 少年 連載

昨日おすすめに出てきて、99円だったのでポチッと。

鉄腕アトム」はテレビまんがから入って、カッパコミクスの「ZZZ総統の巻/赤いネコの巻」を買ってもらい、『少年』の連載は「地球最後の日の巻」の終わりあたりからリアルタイムで読んでいる。カッパコミクスは近所の貸本屋さんに入ってたので、それでかなりの話を読んだ。
光文社文庫と大全集を持ってたけど、こないだの整理で何か手放してるはず。

今回あらためて読んだこれは、多分底本は大全集なのだろうけど、発表順に収録されてるのがいい。
アトム大使の巻」はもう一つの地球に住んでいた人たちが、爆発を逃れて漂流民となりこの地球にやってくる話。その中の一登場人物としてアトムが登場する。それ以前の手塚作品によくある世界が滅亡してそこを逃れる話の続きと考えることも出来るなぁ。
「気体人間の巻」は有川浩の「空の中」みたいな、空の上にいたガス知性体が降りてくる話。鉄腕アトムとしての連載第1話も侵略もの。
フランケンシュタインの巻」は、不完全なロボットが危険だとして排斥運動が起きる話。連載末期の「青騎士の巻」と同じだ。こんな初っぱなからこのテーマをやってるのね。テレビまんがから入ったので、当時はこういうテーマの話があったことを知らなかったかも。カッパコミクスで読んだかな?
「赤いネコの巻」は、上記の通り、カッパコミクスを買って貰ったので何度も読んでる話。幼児期の記憶ってすごいもので、セリフが変わってるのがわかる(笑)切り開かれてる森が初台笹が谷。そうだったのか。

あらためて読み返すと、いろいろ発見があるなぁ。って、忘れてるだけかもしれないが。