a_sue’s diary

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『シン・ゴジラ IMAX版』 @TOHOシネマズ新宿

ものすごいものを見た。号泣してしばらく席を立てなかった。
映画館で声を出して泣いたのは山崎貴監督デビュー作の「ジュブナイル」以来か。
あの時はエンドクレジットの1行がとどめだった。
今回も見ながら泣いてたが、エンドロールがとどめだった気がする。

せっかくなのでIMAXで見ようということで、かみさんに木場を提案したらあそこは何も無いからと却下され、じゃあ川崎でと言ったあとに新宿があるじゃないかと気付いた。うちからは新宿の方が近いし、考えてみたらゴジラを見るのにこれ以上の劇場はないよね。
1週間前にチェックしたらまだ予約できず、2日前かららしい。
金曜の朝、日テレのZIP!で未公開映像がガンガン流れてテンションが上がる出勤前の時間にチェックするとセンターは埋まってて、やや前に空いてたE-10,11を確保。13:50の回。

時々スコールに見舞われる天気の中、1時間前に行く。チケットを発券していったん外に出て、スコールに見舞われながら西武新宿駅前のマクドナルドで電車を見ながらお昼。
13時半に戻って、ちょうど行列が途切れてるショップでパンフを買ってトイレに行ってたら入場開始のアナウンス。
IMAXのスクリーン10に行くと、チケットは完売なので当然満席だが入場開始して間もないのでまだ席は埋まりきってない。初めてのTOHOシネマズ新宿のIMAXは、スクリーンが床から天井まである本格的なやつだった。それも前の方のE列なので、やや見上げる視野いっぱいがスクリーン。これはすごい。
木場も川崎も縦が狭いので、今後IMAXを見るならここだな。というか、「スターウォーズ」をここで見なかったのは失敗かも。

入場時からスクリーンではいろんな予告などが流れていたが、定刻の13:50に照明が消えて本格的な予告。57分頃IMAXアイキャッチ。そして本編は14時ぐらいから。

冒頭で海に浮かぶクルーザーの船内映像が出るのだけど、IMAXの没入感で船酔いしそう。
IMAXで視野いっぱいのスクリーンだと字幕もいっぺんに全体を読めず、右に左に視線を動かす必要があり、読めないのが多数。
それはさておき、実写かミニチュアかCGかわからない映像の迫力が凄い。
全体に、第1作が描いていたものを現在のレベルで描き直してる印象。ディテールをきっちりやる。
だんだんネタバレが出そうなので空けます。







政府の組織構造とか、いろんな会議のリアリティがすごくて、平成ガメラで現場レベルでのリアリティを出したが、本作ではその上部組織のリアリティが半端じゃなく、指揮命令の伝達とかが細かく描かれているところにこだわりを感じる。
自衛隊が出動するための法的根拠とか、そういう部分。書いてると切りがないくらい。
あと、組織を横断したチームを結成して、まずテーブルを並べ、パソコン、複合機などを揃える描写とかがリアリティを補強する。
まあ、見た人間同士話し始めるとあそこだここだといくらでも話せそうな気がするくらい凄かった。
音楽が伊福部昭エヴァンゲリオン。そこからはずれない。エンドロールで伊福部昭の音楽を使い、最後だけオリジナルだったけど、それも雰囲気はそのまま。最後に出る「終」はクレジットの「1954」が「2016」になってるだけ。それがほんとに最後のとどめで声が出たかな。
もう一度見たい。