a_sue’s diary

a_sue の日記 はてなブログ版

『女の機嫌の直し方(インターナショナル新書) (集英社インターナショナル) Kindle版』 黒川伊保子 集英社

買ったのはここ
ってか、ついさっきなんだけど、やめられない止まらないで一気読みしてしまった。
面白かった。日曜の昼間にすべてを放り出して一気読みするほどに。
kindleで読んでて便利なのは、簡単にマーカーで線を引けて、それを一覧表示できること。
いやあ、気になる言葉が多い。
女性が話をするとき、問題を解決して欲しいんじゃなくてただ聞いて欲しいんだって、いつ頃聞いたか忘れたけど、それを含めてもっと広くて深い話が書いてある。
なぜ聞いて欲しいのかというと、共感して欲しいから。そして女性同士は共感することで体験を共有していつでも瞬時にその経験を活かせるようになる。それは何が起きるかわからない子育てのためだと。
一方で男の方は全体を俯瞰して問題を解決することを優先して考える。なので女性の話を途中で遮って問題を見つけようとしたり解決しようとしたりする。それがダメ。
なぜダメか、なぜそうすべきか、お互いがなぜ理解し合えないかなど、納得の話が書いてある。
結婚してずいぶんたってから、解決策が欲しいんじゃなくてただ聞いて欲しいのだというのをほんとに理解したけど、もっと若い頃にこの本があればねぇ。
お互いがお互いの考え方を理解すれば、衝突を避ける方法もわかる。
なぜ男ばかりが女に合わせて我慢しなきゃならないんだって思う人は、自分が楽をする局所最適しか考えてなくて、夫婦がしあわせになるという全体最適に考えが及ばない残念な人だよ。ここまで解説してもらったら、全体最適のために何をするべきかは一目瞭然だもん。
それにしても、去年からの第三次人工知能ブームのおかげで初めて人工知能からのアプローチだったことを前面に出せたってはなしは、もっと早くそう言ってくれてたらもっと前の本から読んだかも知れないのにと思うなぁ。