初出 朝日新聞朝刊 1996年6月1日~1998年7月26日。単行本化時(2002年7月1日第1刷)に大幅に加筆修正。
上巻と同じ事が書いてあるので上下巻合わせての初出ね。
上巻をギリギリで平成30年のうちに読み終えたが、下巻はなんとか平成31年の仕事が始まる前に読み終えた。
下巻の前半では官僚組織がどういうロジックで動いているかをきっちり描き、まあこれじゃなんも変わらんよなーというよなーというところ。
後半で一転して大改革案を出して、組織も人も大きく動く。
現実の平成30年の日本は、何もしなかったばかりかこの先も悪い方へしか舵を切ってないという絶望感。
単行本化された平成15年のあとがきで予測についていろいろ書かれてるけど、悪いことだけ当たったという感じかな。
トータルでは予想よりも面白かった。

- 作者: 堺屋太一
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 2002/06/14
- メディア: 単行本
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