『文藝別冊 没後10年記念特集 氷室冴子 私たちが愛した永遠の青春小説作家』 KAWADE夢ムック 河出書房新社

買ったのが1年前か。
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ちょこっと手を付けた後、持ち歩かないものだから長いこと後回しになってて1年かかった。実際に読んだのは『富野由悠季の世界』を読み終えてからなので約半月かな。
氷室冴子作品を最初に読んだのは、多分『クララ白書』だと思うけど、はまったのは『なぎさボーイ』。その後『海がきこえる』やら『なんて素敵にジャパネスク』あたり。
癌で亡くなったときは霊前にお参りさせていただいたけど、その時点で当時手に入る本は全部持ってた。もう読み返す時間もないからと数年前の大処分で一部の本を残してほとんど処分してしまったが。
この本では大量のインタビューとエッセイなどが収録されていて、読んだことのないものもけっこうあって、九州の男を否定されててちょっと寂しかった。まあ、北海道の女性とは相性が悪いのはわかってたが。
『銀金』について、古代史関連のしっかりした知識の裏付けがあるのが解説されてて圧倒される。読んでる当時もこれは半端じゃないとは思ってたけど、なんかそれ以上のものだったみたいだとわかったり。
収録されてたエッセイの中で、「命だに こころにかなうものならば なにか別れの悲しからまし」という歌からひとつの物語を作ってあって、未読の氷室冴子作品を読める幸せをかみしめることになった。
巻末の作品ガイドを見ると、コミックの『ラブ♥カルテット』というのだけ知らなかった。あとは単著未収録以外全部読んでる。単著未収録もものによっては読んでるけど。
ステージ4の肺癌だという診断を受けて、葬儀の段取りやら何やら全部やって亡くなったと。
もうあれから11年たつんだなぁ。