2018年6月に買ってすぐ着手したのに、割り込みがどんどん入ってるうちに忘れてた本を、読むものが少なくなったときに思い出して読了。
買ったときに「持ってなかった」と書いてるが、持ってなかったのは25周年記念版で、元の紙版は技術評論社から出たのを1992年に買って読んでるようだ。
ようだというのは覚えてなかったから。
今回も途中で長いこと止めてたのであまり覚えてなかったんだけど、解説でまとめてあって、それを読むと内容がだいたいわかった。
と同時に、買ったときと今は違う現場で仕事してて、今の現場はこの本で書かれてる理想的な職場。そうだったのか。
今の現場って、バグが見つかったときに犯人捜しをしない。粛々と原因を探して修正するだけ。
原因を調査といって、誰がやらかしたか、なぜやらかしたかを執拗に追求するのが再発防止だと勘違いしてる現場のなんと多いことか。
人は自分の過ちを隠したがるものだけど、そうさせずに問題点を早期に発見・修正出来る環境を作ることこそバグを減らす道。いや、障害を減らす道、かな。
最初に出版されたのは1971年らしいけど、今でも通用するというか、解決されてない問題について議論されている貴重な本。
あらためて、ワインバーグ氏に感謝。
- 作者:ジェラルド エム ワインバーグ
- 発売日: 2013/09/06
- メディア: Kindle版