a_sue’s diary

a_sue の日記 はてなブログ版

『月刊 鉄道模型趣味(TMS) 2023 6 No.977』 機芸出版社

表紙を飾っているのは1/80・13mmのD50 140。

ページをめくると表2に宮松寫眞館9 神中鉄道キハ4。

最初のカラーはTMS鉄道模型コンペ2023の告知。

1/80・13mmのD50 140は、若松から梅小路に行って、直方に戻ってまた梅小路に戻ったという経歴の機関車だそうで、ちょっと親近感を覚えて記事を読んでしまった。
機関車とテンダーの接続だけでもいろんな工夫がされていて凄かった。
記事の参考に乗ってる実物写真が1972年8月16日の「筑豊本線原田」と単に「原田」(鹿児島本線?)なんだけど、写真提供が名取編集長。この人のカバー範囲はどんだけ広いんだろうか。

内装で魅せるしなの鉄道115系「ろくもん」
内装で魅せるというだけあって、Nゲージの車体に作り込まれた内装が凄い。
1号車、2号車、3号車の車体を外した写真が載ってるけど、Nゲージの車体の大きさを考えると驚異的。

創刊75年記念連載 第10回 車両の外部色。
今回も1985年の『車両の外部色II』から。
今回は関東大手私鉄を中心にということで、営団 01系、東武、西武、京成、新京成、北総、京急など見たことのある塗装がほとんど。

私の鉄道からでユニトラムによるNゲージ半固定レイアウトが紹介されていて、レイアウトボード上にユニトラムのエンドレス+αを固定して簡単に運転するというもの。
出し入れを簡単にできるようにしてあって、こういう方法もあるんだなぁと。

井門グループ創業100周年記念祝賀会の記事があって、そんなに歴史がある企業だったとは知らなかった。
Models IMON も25周年だそうで、僕がハッキリ意識したのは当時の通勤途中に大井町店が出来た頃かな。
現編集部とともに末永く続くことをお祈りいたします。

私の…私とTMSその後ということで、2022年8月号 No.967 に載ったひとりの方がその後9600形をジャンク部品から完成させたという報告とともに「TMSバックナンバー探し早見表」の話。
そういうの整理してないな。
少なくとも1971年以降は全部持ってて、その前もバックナンバーや合本の形で持ってるのがあるし、20年ぐらい前かな、新橋駅前の古本市で1960年代のバックナンバーを大量にゲットしてるけど未開封。整理しないと。

そして先月号に続いての中総(なかうさ)鉱業鉄道狩倉鉱業所。
a-sue.hatenablog.com
今回は狩倉鉱業所。
扉のカラー写真がもう圧倒的。
線路付近に生えている雑草含め、画面全体が緑のイメージ。そして朽ち果てた建造物。
もうこの1枚だけでしばらく見入ってしまうくらいの完成度。
記事を読むと600×450mmというサイズなんだけど、それでここまで作り込めるんだ。
見開きカラーの全景は圧巻。
7ヶ月にわたる製造工程の進捗具合を示す写真とか、廃ストラクチャー制作の詳細な写真とか、もうどこを見ても凄いしかない。
編集者の手帖によれば、8月にビッグサイトで開催される「第22回 国際鉄道模型コンベンション」のTMSブースで展示されるらしい。
過去一度も見に行ったことのないイベントだけど、行こうかなぁ。

75/150 アニバーサリー・チャレンジ わが模型車輌制作を支えた道具・工具、用品などを網羅する という記事が今回の最お役立ち記事。
自分が使っている道具・工具などを目的・効果などとともに記録し、それを記事としてまとめたもの。
僕は手を動かしてないし、車輌よりもレイアウトの方に興味があるので全く知らない世界を見せられている印象。
僕がそんな作業が必要なのかと意識もしてなかった作業もふくめ、それを実現するためにどんな工具をどういう風に使うか、特に真鍮モデルを作っている人たちはこういうことをしてるのかと。
鉛を溶かして必要なサイズのウエイトを作るとか、そこまでやるんだ。
昔祖父が自宅で釣りのおもりを作ってたので、廃材の鉛を溶かして激しく飛び散って壁に鉛の雫が付着してたのを見てるので、それを自宅でやるハードルの高さはよくわかる。広い庭のある一軒家じゃないと無理。シンナーの一斗缶を庭の物置に保管とか、住環境がうらやましい。
半田ごてについて、車輌工作用と電装系と、全くちがうものを使ってるわけだけど、そんなの当たり前的に何の説明もなく書いてあって、この記事を読むのに前提知識が必要かも。
読んでて圧倒されました。

片野正巳さんの昭和広告逍遥は第10回。
No.161・1961(昭和36)年11月号からの広告。
カツミ模型店が16番の蒸機を拡充していくという時期。

最後はさっきもちょっと書いた編集者の手帖。
AIによる写真のカラー化について。
相当なレベルに達してるようだが、これを紙面に掲載するのはこえてはならない一線だろうという話。
そういうテーマの本ならともかく、一般誌に通常写真と同列に掲載するのはNGでしょうね。
そこで踏むとどまる名取編集長は信用できる。