a_sue’s diary

a_sue の日記 はてなブログ版

『月刊 鉄道模型趣味(TMS) 2022 3 No.962』 機芸出版社

表紙を飾っているのはいさみやロコ・ワークスの小川勇さん。
私とTMS 第6回に登場して、横浜や二子玉川方面の鉄道模型の歴史的な話とか。
「TMSイズムを大切にしてほしい」。うんうん、そうよね。

最初の記事は TT9 1/120・9mm のキハ20 467。
床下機器の作り込みとか、まあ凄い。

木曽風森林軌道は 1/87・9mm で300×420のレイアウトボード上に作り込んだナローレイアウト。
見る方向によって草地だったり谷間の木橋だったりを走る姿が楽しそう。
最後のページにメイキング画像が載ってるんだけど、小屋回りの小物とか凄い。
運搬用BOXで移動できるって、場所も取らないしこういうサイズっていいな。

廃車体のラーメン屋は、1/80・9mm 猫屋線の車輌を使ったジオラマ
ススキの表現とか、シーナリーの雰囲気がいい。
車内はちゃんとラーメン屋さんになってて、調理する店の人とお客と、まあ小さな1/80のラーメンが凄い。

地方私鉄失われた情景 第33回は大浦川沿いの電車通り で、長崎電気軌道大浦支線。
西鉄の福岡市内線で見たのと同じような形と色の路面電車が懐かしい。

製品の紹介では Models IMON の 1/87・12mm C55 27 吉松が大好きな門鉄デフで大感じ。
トミーテック鉄道コレクション第31弾に西鉄7050形が入ってる。西鉄には思い入れがあるが、全く知らない形式。

冬の鉄路も守り神 TMC400S は 1/80・16.5mm の大型除雪モーターカー。
実物を見る機会はないけど、雪のウェザリングと各部の照明装置が凄い。

「路地裏の超特急~京急本線川崎市川崎区~」はNゲージのシーナリーセクション。
京急の地上区間を 285×190mm に作り込んであって、A4より小さなスペースに複線線路とすぐそばに迫る住宅などの雰囲気を見事に再現。
この住宅回りの小物の作り込みとか、架線を張った架線柱回りとか、どれも素晴しい。

リアルさを追求したNゲージモジュールレイアウト 東海道本線玉川橋梁は、大曲線の橋梁を見事に再現してあって、自然光の写真はまるで実物そのもの。
こちらも架線を張った架線柱が雰囲気を出してる。3Dプリンターで制作したとのことだが、橋脚の途中から伸びる長い架線柱がいい。

Rio Turbio産業鉄道 100形蒸気機関車は、3Dプリントで作った 1/87・9mm の蒸機。
アルゼンチンに輸出された日本製の機関車だそうで、3D CAD で設計したものを3Dプリンター出力は外注したとのこと。
思わずじっくり読んじゃった。

楽しい軽工作 30 は小さな終端駅。
工作用紙でモックを作って、それをあらためて置き換えて作るのね。
この記事はフリーランスの車輌が多かったのでスルーしてたけど、コンパクトにまとまるストラクチャーっていいね。

国鉄蒸機の地域形態(4)は、郡山工場。

今月は車輌工作の記事も割としっかり読んで、たっぷり楽しんだ。
でも模型は手を動かしてなんぼだよなぁ。