a_sue’s diary

a_sue の日記 はてなブログ版

『月刊 鉄道模型趣味(TMS) 2023 12 No.983』 機芸出版社

今月は休日に一気読み。

表紙を飾っているのはNHモジュール 吊り橋と温泉。
女湯側からとらえた混浴の露天風呂がなかなか気合いが入ってて楽しい。
本文の記事もオールカラーで10ページ。全面写真のページが見開きを含め4ページ。
1/80・16.5mm と9mm。
サイズは900×450。
シーナリーのディテールもストラクチャーも素晴しいです。
温泉宿と欧風バーデンを載せ替えて和洋変身可能な作りも面白い。

Nゲージ 真鍮キットベースのE129系 A30+B4編成。
製品の紹介かと思ってしまう美しい仕上がりに、普段あまり読まない車輌の記事をつい読んでしまった。
3D CAD で設計して3Dプリンターで出力した床下機器なども使ってあってレベル高いですね。

Nゲージセクション 只見線柿ノ木駅の製作
800×400 で、ジオラマとせず列車を走らせられるモジュールとして作ったとのこと。
廃止となった駅を再現するために Google Maps衛星写真を 1/150 になるよう縮小して配置を決めるとか、手法が斬新。
ストラクチャーの作り込みも特に線路回りの小物とか素晴しいです。
集会所に停めてあるバイクについて詳しく書かれてるのに、ハッキリわかる写真がないのが残念かな。
田圃を交換可能にして水を張った状態から稲が伸びた状態まで色々な表情を見られるのもアイデアが素晴しい。

ナローゲージ・コンベンションの世界(1)は、名取編集長によるアメリカのイベントのレポート。

Nゲージの PENNSY Q1
ペンシルバニア鉄道のマンモス機を作る記事。
Q1以外全部作って、これだけ残ってたのでコンプリートするために作ったと。
KATOのC62(旧製品)を2輌分組み合わせた動力装置とかも面白いが、いったん塗装前まで完成した状態までいったのにネット上で図面を見つけてしまってボイラーを作り直したというこだわりが凄い。
実際改造前後の比較写真を見るとイメージがだいぶちがう。
凄い。

京都市電京洛車庫点描
580×250mmに切った写真パネルの上に作ったジオラマ
車庫と営業所の建物がいい雰囲気。特に夜景。

1/80・16.5mm 相模野鉄道待愛線顛末記
1991年に作り始めて1993年に完成した組立式レイアウトから始まって、設置場所を確保して準固定式になって、また組立式レイアウトに戻る変遷を語る。
巨大なスペースを使ったプランが、準固定式になってから線路が増えてシーナリーやストラクチャが充実していく様から、また初期の状態に近いプランに戻るまで。
レイアウトに完成なしっていうけど、ちょっと違った意味で変化し続けてきたレイアウトを常に快調に運転できるようにメンテナンスしてきたのは素晴しい。

片野正巳さんの昭和広告逍遥は第16回。
No.209・1966(昭和41)年2月号から、鉄道模型社のE10形。

編集者の手帖によれば、発行部数は堅調だとのこと。
今回の渡米では、円安による高い食費もだけど、デンバーユニオンステーションの駐車場に掲げてある歓迎のアーケードに数カ国語の表記があるのに日本語がないとか、駐車場の自動支払機に日本発行のクレジット角が通らないとか、弱くなった日本を実感したと。
国が落ちぶれるとはそういうことか。