a_sue’s diary

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読了『『鉄人28号』生誕60周年記念読本「ロビー&ケリー」』 横山光輝 潮出版社 ebookjapan

少し前に検索しててこれに気付いた。
以前横山光輝生誕記念本を読んだことがあるがその仲間か。
a-sue.hatenablog.com
というわけでポチッとして着手。
物量が1000ページとかいってるので読み終えるのに時間がかかった。

タイトル通り、鉄人28号の中で、ロビー編と超人間ケリー編(ここでは超人ケリー編と言ってるが、初めて読んだカッパコミクスが「超人間ケリーの巻」だったので刷り込まれてる)をまとめた1冊。
昔の単行本(と、その復刻版)がロビー編の途中で終ってて、カッパコミクスにはその辺が入らなかったので光文社文庫版が出るまで長くミッシングリンクだった部分。
いや、光文社文庫版で解決したんだっけ?もう処分してしまったので確認しようがないが。
そのあたりを長篇として収録してるんだから読んじゃうわな。
で、改めて読むと超人間ケリー編の異様さと哀しさがなんともいえなくて。
これ、初めて幼稚園の頃小1の頃読んだ時には人が実験に使われて死ぬということの意味とか全くわかってなかったし。
こんなおそろしいはなしを子供に読ませて良かったんだろうかと、原作完全版あたりで再読した時思った記憶がある。
哀しいけど、都会を疾走する乗用車の屋根に立ケリーとか、雨の中刑務所を襲ってサーチライトの光の中に立つケリーとか、美しいコマが多いのもこのシリーズ。
なんとも言えない気分で久しぶりに再読したのであった。
良かったのは間に光文社文庫に載った横山光輝先生の文章とかが載ってたことかな。
しばらく前の大整理で光文社文庫版は全部処分してしまったから。
ちょっと上の世代にあたる泉麻人の鉄人体験についての文章が読めたのも良かったかな。
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