『アニメが世界をつなぐ』 鈴木伸一 岩波ジュニア新書 岩波書店

買ったのはここ
鈴木さんは、オバQの小池さんのモデルとして名前はよく知っているけど、実はあまりよく知らない人であった。トキワ荘の話だと、みんなでアニメ制作にも首を突っ込んだ話は出てくるけど、基本は漫画家の話なので、アニメの方がメインの鈴木さんの話はあまり出てこない。
で、この本は鈴木さんの今の仕事の話と半生記になっている。アジア向けの教育アニメ制作の話から、今現在杉並アニメーションミュージアムの館長を務めながらアニメ教育に取り組んでいる話で始まり、そのあと子供時代からの話へ。
横山隆一さんのおとぎプロでアニメーションを作っていた頃の話については、これまであまり紹介されたことがなく貴重な証言であるなぁ。おとぎプロが東映動画より早くから活動してて、虫プロより早くテレビで漫画映画をやった話は聞いてたけど、その詳しい話が書いてある。
あと、スタジオゼロの頃の話で、「レインボー戦隊」のこととか、そのあとの「おそ松くん」や「パーマン」の制作にタッチするのだけど自分たちだけでは全部作れず他の会社とやった話とか。これまでの東映動画虫プロ主体の日本のアニメーション史ではあまり語られなかった部分の話が非常に興味深い。
おもしろかった。
しかしこうなると、やっぱタツノコのアニメ史について読みたくなるよね。

アニメが世界をつなぐ (岩波ジュニア新書)

アニメが世界をつなぐ (岩波ジュニア新書)