a_sue’s diary

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雑誌掲載版の「ビッグX」を読みたい

手塚治虫の「ビッグX」は、1963年から1966年まで集英社の『月刊少年ブック』に連載された作品。東京ムービーでアニメ化され、夢中になって見てました。
アニメから入って原作マンガを読んだ口で、リアルタイムは少年ブック1964年10月号以降。それ以前は増刊号の総集編などで読み、鈴木出版の全集版を買ってもらい、さらに1972年に出たサンデーコミックスでやっと最初の方のオリジナルに近い形を読みました。
当時は手塚治虫が出版の度に手を入れるという事情も知らず、いろんなバージョンの存在に混乱しましたね。サンデーコミックス版では最終話のミクロXの巻が収録されず、また途中も大きくカットされてるとこがありました。その後の講談社の全集版でだいぶカバーされましたが、それでもいまだに単行本になってない部分があります。そこらへんのことは、過去何度か書いてます。
物心ついてマンガを読み始めた当時、連載中だった作品はまだ単行本になるのが当たり前ではなく、作品の全貌がわからないまま読んでいたものもたくさんありましたが、その後単行本にまとまってある程度はリカバーできました。特に90年頃から出るようになった完全復刻版では、いろんな作品が連載時に近い形で読めるようになり、「8マン」「サブマリン707」「青の6号」「鉄人28号」「サイボーグ009」「伊賀の影丸」「ストップ!にいちゃん」など、多くの作品が出ました。
最近手塚治虫の昔の作品を復刻する企画がいろいろあって、「鉄腕アトム」の雑誌掲載版が、初出時の形態で完全復刻という快挙もありましたが、さすがにこれは手が出ず、多分完結後に出るであろう廉価版を心待ちにしている状態です。でもまあ、これは時間の問題で出るだろうと楽観視してます。
で、出そうにないのがこの「ビッグX」。初期のアニメ化作品というネームバリューはありますが、難しいですよね。
ググったら過去の単行本をまとめたページが引っかかりましたが。
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文庫は秋田文庫だけ買ってるけど、内容は全集版とあまり変わらなかったはず。
ここらで、どこか決定版を出してくれませんかねぇ。