a_sue’s diary

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「ビッグX」の 《オリジナル版》3,4 と 手塚治虫文庫全集 を比べ読み

以前オリジナル版の1巻を文庫全集版と読み比べた。
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久しぶりにオリジナル版と文庫全集版を読み比べた。
う~む、オリジナル版2巻は読み比べしてなかったか。
今回は3,4巻。
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読み比べ対象は文庫全集版2巻。
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3,4巻を通して、本誌のページは割とそのままだけど、付録分は本誌4段に対して3段で、横幅もその分小さいのをバラバラにして組み替えてるってのが基本だが、コマの幅を狭くしたり広げたり、月刊連載した初出版が単行本化の際には素材でしかない。

で、3巻クロス党編のいじり方は凄かった。
日本に帰ってくるところがバッサリカットされてたのは昔から不満だったところだけど、同じくカットされてた昭の研究所にハンスが初めて訪ねてきたところがまるまる1ヶ月分の分量だったり。
エピソードの順番を入れ替えたり、文庫全集版にあるエピソードが見つからないと思ったら初出時にはずっと後に出てきたり。
それでも見つからなかったのが文庫全集版26ページの下半分、ハンスが手に入れたシャープに薬が残ってなかったのはクロス党の博士が使ったからというところ。オリジナル版を何度も探したが見つからなかった。話のつながりのために加筆したのだろうか。
それに比べるとキング・ガレアとムーン・パイロットは大きなカットはなかったな。
あと、雑誌版はひらがなが多くて、単行本化の際に漢字になってるところが多かった。
雑誌ではニーナさんとかニーナちゃんとか言ってるのに単行本では基本呼び捨てだったり。
本格的なマニアの人だったら過去全バージョンの比較とかしてるのかな。

あ、オリジナル版4巻で書き忘れたけど、巻末に過去の書籍版の表紙が収録されていて、鈴木出版の手塚治虫全集 9 の表紙が載ってる。
これがマイファーストビッグX。箱はボロボロになったので捨ててしまったが、本体はまだ親の家にあるかなぁ?
知床半島から始まって、砂漠でライオンを手懐けて去って行くところまでをコンパクトにまとめてあって、サンデーコミックス版で第二次大戦中から始まって戦後の東京でお父さんが手術するところを襲われてってエピソードが出てきて、これは何?というのは昔書いたかな。
テレビ・コミックス版の表紙も1~10号まで収録されてるけど、これはほとんど読んだ記憶がない。出会わなかったんだな。
増刊の総集編というのもあったけど、小学校低学年にとっては出会う機会が少なくて。
とか書き始めるとキリがないのでこの辺で。

オリジナル版2巻も読み比べしないとな。