a_sue’s diary

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『わたしの少女マンガ史 別マから花ゆめ、LaLaへ』 小長井信昌 西田書店

買ったのはここ
持ち歩いて、読書できる時間はほとんどこれを読んでいた。それで2日かかってるんだから読むのが遅いのか時間がないのか。
それはさておき、もう面白くてたまらん。何しろど真ん中世代ですので。
さすがに「おもしろブック」は知らないけど「少年ブック」は64年ぐらいから読んでるし、別マもずいぶん前からとなりのお姉さんに借りて読んだりしてて、西谷祥子「ジュンの結婚」の総集編が載ってたころまではそういう読み方。「銀色の髪の亜里砂」が載ったあたりから積極的にチェックするようになり、和田慎二を追いかけて「花とゆめ」「LaLa」と読んでましたからね。
和田慎二が数年前に出た「スケバン刑事」の単行本のあとがきで書いてたのがこの人ね。名前を意識してなくて申し訳なかったのだけど、その存在はしっかり意識してました。

既存のマンガ家を使い回していては限界がある。常に新しいマンガ家を生み出していくために各誌でスクールを開催して新人育成に努めていた。いい新人に応募してもらうためには魅力ある雑誌にしなければ。そのサイクルがうまくまわるとすべて良くなる。
別マの表3カラー予告は、毎号楽しみでした。次号に和田慎二の作品は載るのか、他の人でも面白そうなのが載るのか。小長井さんの作戦通りですね。
最近の作品が間延びして話が進まないことに苦言を呈しておられて、かつての作品はほんとに短いページ数に高密度で話が詰め込まれていた。最近は単行本1巻でほとんど話が進んでなかったり(ってそれは一部の青年誌のマンガか)するし。そのあたりについても是非もっと読みたいです。
小長井さんのおかげで、ぼくのマンガ読みとしての生活はとても豊かだったと思う。
ありがとうございました。

わたしの少女マンガ史―別マから花ゆめ、LaLaへ

わたしの少女マンガ史―別マから花ゆめ、LaLaへ