a_sue’s diary

a_sue の日記 はてなブログ版

『鉄道模型趣味増刊 No.859 Nゲージマガジン No.60 2014 WINTER』 機芸出版社

表紙にでっかく「レイアウトモジュールいろいろ」と書いてあって、ほんとにいろいろ。
表紙を飾っているのは4路線が走る回廊式レイアウト。フル編成の新幹線が違和感なく走るスペースに、ローカル線駅や扇形庫を持つ機関庫などを作り込んであって、線路の感じもいい。記事を読むとNo.55の「第四大和川橋梁」、No.56の「澱川橋梁」No.57の「北野架道橋」を取り込んであるとのことで、その作り込みに納得。素晴らしいです。
さらに素晴らしいのが美吾旅鉄道「再開発」と題した軌道線レイアウト。900×600のサイズにぎっしり作り込んであって、好きな雰囲気。線路がまたいい。PECOのNファインというのは最近では珍しい。街中を走る路面電車の敷石はいったん石膏で埋めて掘り出したとのこと。専用線を走る部分は部分的に草が生えてたり、終端駅では芝になってたり。これがまたいいんだ。圧巻なのは夜のシーン。あらゆるものに仕込んだLEDが素晴らしい夜景を見せてくれる。電飾の説明で珍しく回路図が載っている。TMSでも大昔には回路図が載ってたことがあったが、大多数の電気の知識のないモデラーは回路図からものを作ることが出来ず、知識のある人は回路図なんか載ってなくてもOKってことで載らなくなったと記憶している。というわけで久しぶりの回路図。それだけ照明に気合いが入ってる。素晴らしいです。
一転自然の風景にあふれるのが「里山鉄道新緑線」。1200×650mmというそれほど大きくないサイズに山の緑と田舎の街並みがいい。線路の雰囲気がいいんだけど、KATOのユニトラックにバラストを撒いて仕上げてあるそうで、とてもそうは見えないですよ。
想い出鉄道想い出工場線は450×450に工場をきっちり作り込んだ小さなレイアウト。工場がいいし、線路もいい。
ローカル鉄道田舎線は900×600に今風な地方ローカル線の雰囲気がいい。
「留置車両がいる風景」は420×175mmの小さなジオラマ。なんと1/150スケールサイズの軌間7.1mmをスケールサイズの枕木にレールまで真鍮帯板と洋白線で作ったってんだからすごい。そのためか、ロングレールの伸縮調節用トングレールを再現できてる。すごい。低い視線の写真は実物にしか見えません。走行機能が全くないので、ジオラマ
そしてNo.59に載った「峠越え」の続きのモジュール。山の中を走る道路と鉄橋がいい。
さらにパソコンで制御するBトレレイアウト。自動運転とかの仕掛けもすごいし、シーナリィもいい感じに作り込んである。信号機までちゃんと動作するのね。
あと、Nゲージャーズサロンの中でGM製車両のカプラーを交換する話があって、T車とM車で連結面間距離が変わったりするとか。
ほかにも車両の記事があるけど、とにかくレイアウトの記事だけでおなかいっぱいです。

Nゲージマガジン 60号 2013年 12月号 [雑誌]

Nゲージマガジン 60号 2013年 12月号 [雑誌]