a_sue’s diary

a_sue の日記 はてなブログ版

『月刊 鉄道模型趣味(TMS) 2021 9 No.956』 機芸出版社

表紙を飾っているのは16番の「京急押入駅」。
分割式レイアウトの第1弾だそうで、900x300mmのスペースにカーブしたホームが雰囲気を出す。
夜景の照明に光る架線が、よく見ると不自然な曲がり方をしてるけど、ぱっと見にいい感じ。
カーブしたホームって、模型で再現するのはなかなか大変なのでちょっと憧れ。

レイアウトを語ろうってタイトルで、1/80・13mmの狩勝高原鉄道の今。
見開きいっぱいに展開するゆったりした線路配置のレイアウト。
1992年10,11月号No.562、563で建設途上の状態で載ったらしいけどまったくおぼえてない。掘れば出てくるはずだけど無理。
全面はげ山に見えたんだけど、ちゃんと針葉樹とかあるそうで、北海道の風景は九州出身関東在住の人間にはわからん。
13mmの巨大レイアウトというのが凄いんだけど、そこに至る経緯とか、1/80の模型は重量で1/50万だという話とか、なかなか目からウロコな話が満載。
実物とくらべて圧倒的な重量を持つ機関車でごまかしてるけど、牽かれてる客車が真鍮だとめちゃくちゃ重くてどうしようもないのだと。だからプラやペーパーに移行したと。
Nゲージしか持ってない人間には思いも寄らなかった視点が新鮮。これは考えたこともなかった。
家を建てる時にレイアウトルームを前提に設計事務所を選んだとか、なんか半端じゃないんですけど。
6120mm×5320mmの巨大なレイアウトの平面図が載ってるのだけど、破線をうまくつなげることが出来なかった。
その線路について、市販のポイントが、部分ごとの曲がりの違いから図面通りの曲率になってなくて、通過できない車輌があるとか、なかなか深い。
今回、ここまでの2作だけでおなかいっぱいな感じ。

TMSレイアウト・コンペ2021入賞作品グラフィック2は、最初見た時には見過ごしてしまったくらいに、出雲崎電気鉄道栃尾線葛巻駅」「栃尾東駅」の写真がさらっと載ってるんだけど、記事が待ち遠しい。
そのほかの作品もいい感じの写真がいっぱい。
後半2ページは、よくぞこのスペースにという小さなレイアウトが満載。
A4サイズぐらいの6.5mmナローのレイアウトとか、作る気持ちがあればスペースは問題じゃないんだな。

あとは模型ファンのための床下図鑑が国鉄電車篇に突入。雑餉隈で育った人間には接点がなくていまいち惹かれない。

紀伊国屋書店新宿本店が耐震工事のために1階を閉めてしまって、鉄道雑誌は5階に移転。
なんでこんなとこにと思ったら、これまで見たことなかった鉄道関係の書籍のコーナーだった。
表4に広告が載ってる「国鉄色ハンドブック」の実物を初めて手に取りましたよ。買わなかったけど。