a_sue’s diary

a_sue の日記 はてなブログ版

『月刊 鉄道模型趣味(TMS) 2022 1 No.960』 機芸出版社

ちゃんと発売日に買ってるんだけど、いろいろ多忙で読む時間が取れなかった。
というわけで、今頃読了。

表紙を飾っているのはTMSコンペティション2021で特別賞を受賞したDD15。
本編に記事が載ってて、そのあとに入賞作品グラフ。
以前にも書いたけど「特記以外はA部門 1/80・16.5mm」って記載方法には疑問がある。掲載されてる記事ほどはスケール・ゲージが多様化してないってことなのかな?

そのあとはNゲージレイアウト「想い出鉄道想い出本線の建設」。
想い出鉄道で検索すると、過去記事がこんな感じ。
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1700×750mmというから、定尺ベニア1枚より狭いスペースにぎっしり作り込んだレイアウト。
蒸機機関区に電機機関区を持ち、各部で違う季節を表現するなど、ある意味欲張りなレイアウト。
なんだけど、よく見るとエンドレスには駅がなくていつまでも走り続けられるのに対して、機関区に隣接する終端駅からエンドレスに干渉しない経路で中央の終端駅につながってて、全く違う運転の楽しみがあるとこが楽しそう。

私とTMS 第4回は片野正巳さんの後編。1965年9mmゲージ誕生の頃の記事とかがたっぷり。
僕が初めて9mmゲージを知ったのが、『月刊 少年』に鉄道模型の記事が載った時で、1968年3月号で休刊になってるからその前とすると、誕生から2,3年ぐらいだったのかな?
当時の広告や記事が1/4ページサイズで再録されていて、これまでなら文字が小さくて見えないところなんだけど、父が使ってたハズキルーペをもらったので使ってみたら、読める、読めるぞ!というわけで、記事の本文がちゃんと読めた。うれしい。

地方私鉄失われた情景第31回は玄関の岩倉盆地という題で、京福電気鉄道鞍馬線
最近乗ってる。
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6年前を最近というのは年寄りか?

陶芸模型?井笠鉄道『最後の晴れ姿』というのが、陶芸で鉄道模型を作ってるらしい。
そのシャープなエッジを本当に陶器で作ってるのか?とビックリするのだけど、蒸機のロッド類について言及されてないのでモヤモヤ。

Nゲージ 阪急 王子公園駅を再現する という記事が、衝撃の都市模型。
現地を知らないのでアレなんだけど、斜めの道をまたぐコンクリートのアーチ橋とか、難しそうなものをしっかり作ってあって、それがまたぐ道路が計6車線あって、それぞれのマーキングがリアルに再現されている。記事を見ると単純なシールじゃなくて、マスクをプロッターで抜いて塗装してるらしいとか、コンピュータ化がこんなところでも進んでるんだという驚き。

3DプリントでNゲージ西日本鉄道9000形
福岡を離れた頃の最新車種が5000形という世代なので、9000形なんて知らんわ。と、この号を買ってすぐぱらぱらと見た時に思ったのだけど、年末に機会があって乗っちゃった。
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というわけで記事をしっかり読むと、3Dプリントを使って車輌を作るポイントが沢山。勉強になるとともに、世の中どんどん進化してるのを実感。
王子公園駅の記事もだけど、模型制作にコンピュータを使う記事が普通に載る時代なんだなあ。って、何年前から思ってるんだろう。

国鉄蒸機の地域形態(2)は、蒸機をやってる人たちってこんなディテールを見てるんだという、なんかものすごい細かい話が満載。

巻末には2021年索引を収録。
おなかいっぱいです。