a_sue’s diary

a_sue の日記 はてなブログ版

『SFのSは、ステキのS+』 池澤春菜 イラスト・マンガ:COCO 早川書房

買ったのはここ。
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いつ読もうというイメージは全くなかったんだけど、紙の読みかけがなくてお出かけの予定もない休日の朝なんとなく手に取って一気読み。
凄く面白かった。

池澤春菜さんといえば、アフター6ジャンクション(アトロク)にゲストで登場していろんな本を紹介していく人というのが最初にあって、声優もやってるってことで「ケロロ軍曹」の桃華だと気付いたのがそのあと。
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日本SF作家クラブの会長になった話も、任期を終えた話もアトロクで聴いてた。
初出情報がなくて(実は目次のページの左下にあったと気付いたのは読み終えたあと。)いつ何に載ったものか判らないまま読み始めたが、どうやらスタートが2014年らしいと気付いたのが『サンリオSF文庫総解説』が出たと書いてあったから。

で、そこから日本SF作家クラブ会長の任期を終えるまでのあれこれを書いたエッセイなんだけど、まあいろんな事があって凄い。
本が好き、SFが好きで、いろんなことを仕事にしてて。
子供向けのSF叢書がなくなってる話は知らなかったな。その分野はラノベに移行したような気がしてたけど、ちょっと方向が違うか。
小学校の図書室にあった子供向けのSFシリーズとはまた違うのかな。
あれでスカイラークもレンズマンも宇宙の孤児も読んだのだが。
どっちかというとこっち?
ja.wikipedia.org
NHK少年ドラマの「タイムトラベラー」の原作から周辺の作品を沢山読んだし、いくつもがNHKでドラマ化された。

って、横道にそれたが、日本SF作家クラブ会長でいろいろやったはなしと、関係者との座談会と。
お疲れ様でした。
さらに巻末小説が収録されてるのだけど、本編のエッセイで書いてあったキノコSFで、男には思いもしない方向からの描写とかを含め、面白かった。

読み終えてから気付いた初出情報によれば、初出はSFマガジン 2014年11月号~2022年10月号。
ふつうそこに連載コーナー名ぐらい書くよな。
というのが唯一の不満かな。これは著者じゃなくて編集への不満ね。
どっちも早川書房なので、SFマガジンで知ってる人しか買わないだろうと思ってないか?

前のも読もうかな。