テアトル新宿 19:10~20:50の最終回。整理券番号62(座席数213)。
こないだの土曜日公開だったのだけど、MOVIX亀有でやらないので意識になかった。初日見た友達が絶賛。n-mixでも見た人が絶賛。さらにウェブでも評判がいいらしい。
これは見ないわけにはいかないだろうというわけで、仕事が終わったあと新宿にまわって見ました。
ひとことでいえば、すごくよかった!
この夏すでにずいぶんたくさん映画を見てる(当社比)けど、その中でベスト。多分この後もこれを超えるのはないだろうな。
機会があればぜひ見てください。
以下、内容について触れてるとこがあるので注意
久しぶりの新宿の映画館なので、勘がおとろえていてちょっと遠回りしちゃったけど18時半到着。
チケットを買おうとすると
「1,000円です」
「え?何で安いんですか?」
「水曜日は女性も男性も1,000円です」
これはラッキー。思いついたのが今日でよかった。実は来る途中新橋のチケット屋で一応前売り券をチェックしたんだけど、なくて助かった?
券に整理券番号がスタンプしてあって、62番。
ロビーで待つ。パンフ700円を購入。
原画用紙に書かれた絵コンテというかレイアウトというか作画指示?とか、ポスターにスタッフのサインとかが展示してある。
121番以降だかが階段に並ぶよう案内されている。
前の回が終わってどっと出てきてロビー大混雑。
19時に入場開始。整理券番号で5番刻みにお呼びがかかる。65番までが呼ばれて入場。
自由席だが、さいわい僕にとってのベストポジション最後列の中央すぐ右が空いてたので座る。満員になるが、普通に座って前の人の頭は邪魔にならない。
19:10から予告と宣伝が10分ぐらい。
そして本編。
動と静。情景カットの積み重ねとロングショットが雰囲気を作り、その中で元気なヒロインが駆け回る。
繰り返される時間の中で思いも寄らない方向に話が進み始め・・・
始まってものの数分で没入。どっぷり浸ってしまいました。
背景がいい。作画がいい。よく動き、よく止まり。
入道雲がね、じっと見てるとじわ~っと動いてるんですよ。CGで。
いやそんなのはどうでもよくて、キャッチボールをしてる女の子が、女の子の投げ方で描いてある。それを男子が指摘する。そんなの書き分けられるのかというのを書き分ける作画、書き分けるのを前提にしたセリフ・演出。
細かく動かすところにはしっかり枚数をかけて、動きの激しいところでは枚数削って、そういう緩急自在な動きが気持ちいい。劇場用アニメーションのクオリティだよなぁ。
原作とまるで違う見かけなのに、原作のコアはきっちり残し、新世紀の「時かけ」を見事に作り上げている。
エンドクレジットを見てるとなんとも豪華なスタッフじゃないですか。これは公開館が少ないのがもったいない。
しかし、監督の細田守という名前が意識になくて、昨日ぐぐったら劇場版デジモン2作がこの人だった。あれやった人なら無条件見るでしょ、というわけで今日につながってるんだけど、90年以降出てきた人の名前をあまり知らないのがいかんなぁ。
余談ですが、ポスターの踏み切りは上野行きと大和田行きがすれ違う京成本線。
川の土手の向こうに首都高があるから、川は荒川。
というわけで、比較的ご近所が舞台であるけど、あんな坂道はもちろんありません。