a_sue’s diary

a_sue の日記 はてなブログ版

『ウルトラセブンが「音楽」を教えてくれた』 青山通 新潮文庫 あ 101 1 新潮社

同時進行で自宅と通勤電車と歩行中で複数の本を読み分けてたんだけど、止まらなくなって帰宅しても読み続けて読了。
小学生の時に見たウルトラセブン最終回の音楽を探し求めて7年後にたどり着き、その後もいろいろあった話。
著者は音楽をやってたそうなので、そこからクラシックのディープな世界に入って行って、音楽関連の仕事をし、冬木透ご本人に最終回の音楽についてインタビューまでしてしまう。
その気持ちわかるし、実にうらやましい。
似たようなことは僕もいろんな作品・ドラマなどの音楽でやってるけど、クラシックには行かなかった。小中と音楽は2だったし。
タイガーマスク」の最終回の曲を長年追い求めたり、小学生の頃見た「密会」というドラマのテーマ曲が好きだったんだけど、高2の時にたまたまそのメロディに遭遇して、ブラバンの同級生にアランフェス協奏曲だと教わったり。NET版「鬼平犯科帳」初代のテーマ曲が手に入らなくて今も悶々としていたり。
クラシックだとバッハの小フーガを中学校の音楽の時間に聴いてすっかりはまってLPを買ってもらったのが授業で聞いたのと同じ演奏だったのだけど、今はもう聞けなくなってるのでCDで同じ演奏が入ってるのがないかと探し求めたりしてたのが、なんとYouTubeにそのものの演奏があった、とか。
a-sue.hatenablog.com
Barry Gray の本物のサントラ盤が手に入るようになったのもうれしかったなぁ。
そんなこんなをいろいろ思い出しながら、わくわくしながら読んだ。
ちなみにウルトラセブンは本放送でしっかり見てて、今現在も手元にDVDがあるので、時間があるときに最終回を見返そう。
ヤマト・ガンダムのアニメブームから特撮作品の放送当時は出なかったサントラが出るようになった中で、冬木透と冨田勲はちょっと特別だったと思ってたけど、ウルトラセブンの音楽全体を冬木透ご本人がやってたというのは知らなかった。読んで忘れてるだけかもしれないが。
読みながら考えてたことをとりとめも無く書いちゃったけど、凄く面白かった。