定期購読分が意外に早く届いてサクッと読了。
創刊25周年、300号記念でメーカー・同業他誌からのメッセージ多数。
現在の編集長は創刊当時学生だったとか、年月の経過を思うと同時に新陳代謝があるのだなとも思う。
同業他誌としてTMS現編集長であり、本誌創刊編集長である名取さんからのメッセージもあるが、TMSはこれまでの新陳代謝が不足していたゆえに昨年の編集部交代で違和感を感じてるんだなと思ってしまったり。
過去20年の鉄道模型周辺の変化についてのそれぞれの方の話も面白い。
メッセージの合間に製品や技術の紹介もいろいろ。
こちらはひたすらペーパーモデルレイルローダー(紙キット制作者ではない)を続けてきてるので、極一時期に購入した完成品とパーツ交換ぐらいしかやってないが、デジタル化での変化などが大きかったのだな。
いろいろ新しいものも紹介されてる中で、一番興味を惹かれたのが東豊精工の「SP幌(仮称)」。
50年ぐらい前にビニールをマジックで塗ったものを仮つけたり折り曲げた紙で幌を表現したりするテクニックに挑戦したことがあるが、金属バネを使うこの製品は実感と機能でかなりよさそう。
宮下さんは作品で25年をふり返っているが、昭和模型工作室便りで製品保管のスポンジ劣化によるダメージの話が痛い。
スポンジ劣化は大分前からいろいろ言われていて、分野は違うがCDケースの中で緩み止めなのかスポンジを入れてあるものがあって、そのスポンジがCD本体にダメージを与えて聞けなくなっているものもあるという話を聞いたことがある。
発泡スチロールもモノによってはダメージを与えることがあるらしくて、手元のNゲージは大丈夫だろうか。

RM MODELS (アールエムモデルズ)2020年9月号 Vol.300
- 発売日: 2020/07/18
- メディア: 雑誌